雁さんの描くこういうメガネの食えない男が好きすぎる。

泰麒の苦しみに胸が潰れそうになる。ただ、着地点には途中から気づいたのである意味安心して読み進められた。驍宗と李斎が帰ることについて、彼が誰かを好ましく思うそれに無意識ながらも優劣をつけるのは違和感があったし。

秀さんのエッセイにまつわる全部(ほっかむり自画像、ドメさんとのやりとり、ユーモアのバランスとテンポ)が好きなので、久しぶりに新作が読めてとても嬉しい。FPの方とのお話は、我が身を振り返り胃がキュッとなるが大いに参考にもなる。

平と東の名前がつかない関係性が良い。サトが周りを落ち着いて見てるようで恋愛関係の機微に疎いところ可愛いな。

物語の幕が降りた後のことを考えると気持ち悪くてしかたない。読後感最高に最悪。