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はなつめ
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@hanatsume
本はほどほどに読みます。 ファンタジーとミステリとホラーが好きです。曇り空な作品を好みます。 載せるのは基本的に読んだものだけです。
  • 2025年8月26日
    東京ハイダウェイ
    社会問題に焦点をあてた短編集。堅苦しくはなく、ただ当事者たちの苦しみがちりちりと心を痛めつけてくる。「地球は惑いの星で、そんなところに住んでいる私たちがまともでいられるわけがない」という言葉が、私の色々な不都合を認めてくれた気がして嬉しかった。
  • 2025年8月26日
    そのまま使える オンラインの“場づくり”アイデア帳 会社でも学校でもアレンジ自在な30パターン
    主催者側が「アイスブレイクやりました」と言いたいだけのための本という印象。参加者としてどう感じるか、実践して本当にその効果がはかれるか?が抜け落ちている。種類の紹介をするにしてもセリフばかりで内容が薄い。おすすめはできない。
  • 2025年8月24日
    子供は怖い夢を見る
    子供は怖い夢を見る
    めちゃめちゃ面白かった。話に飽きさせない構成、主人公の移り変わる感情の自然さがとにかくうまい。ファンタジー要素も加えながら、決してそれを無駄にしない結末。「怖い夢を見ないように」というセリフで泣きそうになった。
  • 2025年8月22日
    孤独の意味も、女であることの味わいも
    女であることの生きづらさについて、著者の体験を踏まえて生々しく綴る。著者が築いている夫との関係性が、読み手である私の夫婦関係と重なって不思議な感覚を得た。今まで私が言語化してこなかった鬱憤と理想が書かれていた。生きるうえでの知恵が少し蓄えられたような気がする。
  • 2025年8月22日
    死呪の島
    死呪の島
    魚の眼が怖くて、私は魚を食べるのを忌避している。それを助長するような作品だった。島というのは逃げ場がなく、ホラーの舞台として最適だと思うが、海からくる怪異である場合には本土でも同じ状況になるなと思うなどした。
  • 2025年8月18日
    穢れた聖地巡礼について(1)
    夏と言えばホラーなので(私は季節を問いませんが)話題の背筋氏の作品ふたつめを拝読。オカルトとしての怖さよりも、人間の利己性によって心が揺さぶられる、面白い作品だった。オチについては「もしかしてこうかな?」と思った通りだったが、予想通りでも楽しめた。
  • 2025年8月7日
    特殊清掃人
    特殊清掃人
    特殊清掃を請け負う人間を主人公としたミステリ。いや現実そこまでやらないでしょ、と思わなくもないけれど、そこはファンタジー。 特殊清掃が必要な部屋の描写には思わず目を細めてしまった。死んだら部品になる、という言葉が印象的だった。 人情が強調された、読後感の良いお話だった。
  • 2025年8月7日
    近畿地方のある場所について(1)
    「幽霊やお化けに人間が決める県のような区切りは関係がない」というフレーズに感銘を受けた。確かに! 全体としては構成が圧倒的に面白い。最後の描写についても、上手くバイアスを使われたな……と悔しい気持ちになった。
  • 2025年8月7日
    夜葬
    夜葬
    チェーンメール的ホラー。あらすじで大分ネタバレ喰らった気がするけど、楽しめた。いつだって愚かな人間が悪きことを引き起こすのだ。
  • 2025年8月6日
    石ってふしぎ
    石ってふしぎ
    全国各地にある石について筆者の想いを綴る。長寿の石がありがたがられるということは、逆に短命な人の多い地域だったのかしら、などと想像を膨らませながら読めた。石とはいえ、カラーだともっと迫力を感じられるんだろうなあ(予算の関係かな……)
  • 2025年8月6日
    凡人の怪談-不思議がひょんと現れて
    ゆる〜い怪談のショートショート集。著者が幽霊のことを人として扱っているから、怖さはない。短編集なので隙間時間に読めて良かった。
  • 2025年8月2日
    私の死体を探してください。
    めちゃめちゃ面白かった。視点がコロコロ変わるのに混乱せずに読めるのは、登場人物がシンプルで関係性が分かりやすいから。 狂言でない自殺を、あの日遂行できなかったそれを実行しようとする麻美の無自覚な悔恨が突き刺さる。 被虐待児は大人になってから虐待をした人間に近い人間をそばに置くと聞いたことがあるけれど、その典型でもあったのだろうなあ。良い人間も悪い人間も等しくいる中で、幸せを選び取り間違えた麻美の冥福を祈る。
  • 2025年7月30日
    ヨモツイクサ
    ヨモツイクサ
    ただのホラーと思いきや、バイオホラーだった。最後に主人公がキーパーソンだったと判明する展開は大好物なので嬉しかった。その後、もっと凄惨な出来事が起こるであろう匂わせも、ホラーとして味わい深かった。
  • 2025年7月30日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    「普通」になることを要求される世の中での生きづらさを描いた本書。自分自身にも刺さるところがあった。だがこの本が有名で売れているということは、生きづらさを抱えている人は思いの外多くいるのではないか、とも思った。道標がないと生きられない、道標をうまく刷り込まれずに生きてきた人の苦しみは、一体どうすれば解決できるのだろう。主人公は「コンビニ店員」であり続けることを選択したけれど、世の人間がそううまく選び取れるとは思わない。考えさせられる本だった。
  • 2025年7月28日
    鶏小説集
    鶏小説集
    青春の風のにおい、嘘を抱える生きづらさ、ドラマチック・クリスマス、意図しない恋のはじまり、死から遠ざけてくれる人。鶏小説集とはあるが、それがメインテーマではなく、あくまで各主人公の人生がテーマ。独立した話でありつつも、話の脇役として出てきたキャラクターが主役になったりして、楽しい読書体験になった。
  • 2025年7月27日
    ##NAME##
    ##NAME##
    児ポについて、当事者目線から語るお話。時代の移り変わりや親の思想、そして名前が主人公を蝕んでいく。二次創作について言及されていたけれど、彼女が自分の名前をつかう後ろめたさを感じている様がうまく表現されていて、最後のシーンが腑に落ちた。文体がやわらかく、すらすらと読める一冊。
  • 2025年7月23日
    クリエイターのための物語創作ノート
    物語を書くために、参考として。 見開きでまとまっているのは良いことだが、時々「それで?」と結論が見えないものもある。執筆はどんなに気が乗らなくても毎日するべしという言葉には納得した。
  • 2025年7月19日
    死の講義
    死の講義
    本書は中学生でも読めるよう簡易な言葉で書かれた本である。読みやすく、内容も理解しやすい。 一方で、様々な宗教における「死」のあり方を説明しておき、最後にどの宗教を信じるか?を問う。それはいささか乱暴な気がする。学生は与えられた選択肢から選ぶことを得意にさせられているため、大人のように批判的な目で見ることが難しい。もしかしたらここにない思想があるかもしれない、という新たな発想を潰しかねない誘導だと思った。今まで哲学してきた人々の考えがすべてだ、という著者の傲慢さを感じる。死の先について決め切ってしまえば楽だと思うが、考え続けるのが生きることではないのか、と思う。
  • 2025年7月19日
    無礼語辞典
    無礼語辞典
    目次に無礼な言葉が羅列されていて笑ってしまった。こう言い換えると良いよ、という言葉も勉強になった。
  • 2025年7月18日
    705号室に、泊まらないでください
    本屋を彷徨いていた時に何気なく目にとまった一冊。迷った末に買わず、図書館で取り寄せて借りた。 登場人物すべて、どこかに欠陥があって言いようのない気持ち悪さを感じた。善性と悪性があるのなら、後者を顕著に押し出していて、それが本書の良さであると思う。 文章としてはやや読みにくさがある。文章が不必要に長たらしく、情報が多い。本を読み慣れていない人にとっては苦痛に感じるかも。
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