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shir
@ho01ki30
  • 2026年4月23日
    水平線を歩く
    水平線を歩く
    陸軍伍長。25歳。 海軍中尉。21歳。 海軍中尉。22歳。 陸軍上等兵。24歳。 陸軍歩兵軍曹。22歳。...... 彼らは、「お国のため」に、戦禍に身を置いた。 しかし。平和を、人道を、幸福を、知性を、自由を願い、求めることを止めなかった。 それでも。彼らの見据えたその先を、戦争が容赦無く切り落とした。 出兵前夜、特攻前夜の文章のみが遺る。 著者はその言葉に現代から返事を送る。 どうしたって全てを分かり得ない彼らの痛み苦しみ葛藤祈りを、ほんの僅かではあろうが、著者と共に掬い上げられたような気がしている。 戦後80年と少しが経った。彼らの生きたかった未来を歩んでいる我々には、一体何ができるのだろうか。
  • 2025年3月24日
    六の宮の姫君
    菊池寛。名前だけは知っていた。三谷さんが菊池寛賞を取っていたということとが芥川龍之介にまつわる最も大きな知識だっただろう。 本作を読み、文豪菊池寛というより一人の人間としての菊池寛が見えた。 具体的にどのような人であったかをここに記すことはしないし出来ない。 この本は菊池寛や芥川など、本の時代を作り上げた人々の作品や書簡のやりとりから謎を紐解いていく。 僕は日頃、本はあくまで物語、完全なるフィクションとして捉え、内容を作者に投影することは滅多にないため、<私>が菊池らの作品から人に思いを馳せ、静かに丁寧に分析をしていく様子は新鮮であり心地良かった。 円紫さんと私シリーズ4作目。このシリーズを読む度に書いているような気がするが、落語の、特に本作については文学についての教養があれば何倍もこの作品を楽しめるのだろう。 ほとんど文学を知らない自分がこんなにも楽しめているのだから、もし知っていたとすればなおさらだ。
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