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イマイメロ
イマイメロ
@imymelo
ワシントン・ポーが好き
  • 2026年5月16日
    ミッキー7
    ミッキー7
    ミッキー7読んだ! “いままでで、いちばん、間抜けな、死” 余所見で落下したミッキー7は氷の割れ目のなかで寒さに震えていた 使い捨ての何度も蘇る体 ここで死んでもミッキー8として目覚めると知りながらも それが自分なのか確信が持てない彼は何とか生還するのだが すでにミッキー8が目覚めていた─ どちらかがいなくなれば 問題は解決するのだがもう一人の自分であり培養液から蘇ったばかりの最悪な気持ちがわかり なにより自分を見殺しにできないし なによりクローン人間として命がけの任務をやらされる立場なのでどちらかがいずれは…という考えのもと 共に生きていくことにするのだけど2については記憶バックアップする前に死んでしまったので一切引き継がれてなかったり “テセウスの船”が引用されるのですがクローンと自己同一性の話でしたねー ミッキーが歴史好きというのもあり人類離散の経緯から開拓時代の悲惨な失敗だったり 人類の愚かさは変わらないけれど引き継いでいくことが今を作っているんだなと思えるしそれがまたミッキーの境遇とも重なるよね 7と8で少ない食料を分け合いながらも互いに文句を言い合う自分同士で自分じゃない二人 自分をどうせ蘇ると見捨てたベルトと友人でいられるミッキー そういうやつと受け入れることと 自分達の住みよい環境にテラフォーミングする力強く生きる人類と ミッキーのあり方に迷う姿とで色々現代とも通じるSFで面白かったです 映画になってるぽいから見てみようかな
  • 2026年5月9日
    冒険者カールの地球ダンジョン 1
    冒険者カールの地球ダンジョン 1
    冒険者カールの地球ダンジョン1 宇宙人襲来!飼い猫とダンジョンに放り込まれたんだが?読んだ! 凍えるような夜 猫を救出するため外に出ていたカールは家を潰され イカれたサディスト宇宙人主催のダンジョンに挑むことに クロックスとトランクスそして元恋人の猫とともに まずは履くズボンを求めて─ ダンジョンRPGの面白さをそのまま小説にしたような楽しさがある作品で 大半の地球人が死んだか参加したかのどちらかなので あらゆる人が参加していて人間性を失えないですね 地球文化の下調べもバッチリでゲームのようにでてくる解説文は文化に即したユーモアたっぷり 絶妙にイラッとさせられます 飼い猫のドーナツプリンセスが気ままで愛らしく生意気で気位が高い! アイテムによる力で話せるようになるのですが 大口を叩きながらもカールに不安を見せたりほっとけないかわいいねぇ 猫が一番優れているからほかの種族にクラスチェンジしないと言ってるのもいいね “ヒト”になってたら読むのやめてた 知恵と工夫と人生経験で作戦を立てて戦うのもD&D(作中で言及されてる)みたいで楽しいが 定期的にこれは現在の地球で地球人はこの命がけな探索を イカれたサディストの宇宙人の娯楽のためにやらされてるんですよー!ってアピールしてくる こういう悪趣味さと必死さがあるのが好きです
  • 2026年5月2日
    記銘師ディンの事件録 木に殺された男
    記銘師ディンの事件録 木に殺された男
    記銘師ディンの事件簿読んだ! 見たものを記憶することができる記銘師である“わたし”は 司令官の体内から木が生えて亡くなった事件で見てきたことを 上司のアナに報告すると 彼女は黒ずんだ羊歯紙、枯れたキルピス茸、うだるような暑さ ぜんぶ目の前にある、後はきちんと見るだけでいいと告げる─ 面白いファンタジーミステリー! なるべく外界からの刺激を遮断し目隠ししながら推理するアナと 全てを見聞きし憶えて報告する語り手のディン 全てを見てはいても観察はしていないディンを手足として 推理をするアナのコンビが王道な探偵&助手っぽい感じで楽しいです! 読者に明かされていくこの世界の常識が ミステリーの舞台設定であり、推理の材料で更には帝国が孕んでいる問題をも浮かび上がらせていく アナのキャラクターも面白くって 何かと違法行為や罠を仕掛けたがる、やらせたがるのが好き 理由でっち上げて捜査しろ!とか言ってくる手足の身にもなってほしい この思わせぶりなこといっちゃう探偵と戸惑いながらも適応できるどころか予想以上の成果をあげる助手のスーパーコンビで 推理物だからしっかりファンタジーの設定が生活に根付いていて 建前や癒着といったイヤーな社会構造まで見えてくるのがいいですよね こういう目線のファンタジー好きです
  • 2026年4月21日
    フォース・ウィングー第四騎竜団の戦姫ー 下
    フォースウィング読んだ! 自らに宿る験がどうしようもない怒りと破壊の力だと知ってしまったヴァイオレット “お前という存在の核をにある己自身を反映する”ものが人を傷つけるだけのものであること 吐き出しきれない気持ちを全てゼイデンにぶつけ 引き返せなくなる真実を知ることになる─ 黒竜と金竜2体の特殊な契約と偉大な母を持つことで沢山の敵を抱える彼女 まだヴァイオレットをか弱い子供だと思っているデインに “わたしの核心はね、デイン、騎手なの”と告げる なんでも知る幼馴染と 何も知らないけれど核心は知っている ヴァイオレットと呼び手強いやつとして扱うゼイデンその本当の思いに触れてと ロマンス作品らしくっていいですね デインくんがカスムーブで自滅しまくってる… もちろん引き続き殺伐としてるの校内では 黒竜と金竜2体の特殊な契約と偉大な母を持つことで沢山の敵を抱える彼女を竜と結べなかった人や母を恨むものに命狙われてるんですが颯爽とゼイデンが助けてくれるんですよ 番の竜と契約結んじゃったからっていいながらね ツンデレ! 脳内で繋がって密談しながら喧嘩してるのも良すぎる 読者は分隊対抗戦の課題お宝探しで ママの執務室に忍び込む提案したり組手相手に薬持ったりする暴力娘な事知ってるんですよ デインの守れるようなタマじゃないんだわゼイデンがヴァイオレットだけでなく読者も翻弄してくれるのが感情移入できていい ミステリアスぶっててムカつくやつだけど秘密を1つ知る度に印象が変わっていくんですよ 分離派とゼイデンが背負ったものの真実とゼイデンの唇 を知っちゃったからにはもう知る前には戻れない! 普通にロマンス作品なので性描写ありますフォースウィング
  • 2026年4月19日
    フォース・ウィングー第四騎竜団の戦姫ー 上
    フォースウィング上巻読んだ! “わたしは今日死んだりしない” 書記官科を志望していた小柄なヴァイオレットは母親のプライドのために騎手科志望にさせられてしまう! いつ死ぬかわからない過酷な訓練の中で 母を憎む団長に目をつけられて 幼馴染に逃げるよう勧められても 騎手科の中で生き残り続ける! 小柄で見くびられがちなヴァイオレットが母や庇ってくれた姉 書記官科に戻せるとずっと勧めてくるデイン お荷物になると思い先に始末しておこうと考えるクラスメイト そして母に父を殺されたという恨みを持つゼイデン 強かさとプライドを持ち内外の敵を跳ね除けていくミリタリ学校ファンタジーでありある事情で互いに肉親の仇であるゼイデンと特別な絆を持ち 一蓮托生の関係となっていくロマンス作品でもあるのだ! 幼馴染カプ厨なのでデインがヴァイオレットのプライドをくすぐるようなこと言い続けるので 今なら引き返せるまだ逆転できる!と思ってたけど まぁ登場人物紹介順で察せるのだが 各章に書物からの引用文が “騎手なき竜は悲劇。 竜なき騎手は死す。 『竜騎手法典』第一条第一項” こんなふうに世界観が伝わってくるのが面白くていいですね 何だか分からない竜と心通わす一心同体な騎手の関係がなんとなーく読んでる間に伝わってきて いざ竜と心通わすと全然違う!のも面白かったりヴァイオレットの成長物語としてもロマンスとしても楽しくって 度胸があり機転がきき天性のセンスだけで乗り切ってきたのが 実力がついてくる “あした死ぬかもしれないという名目のもと、快楽主義と容赦ない効率性が奇妙に入り混じっている場所”と言われていて そこで生き残っていくの伊達じゃないぜ ゼイデンとのロマンスだと お前を殺すと幾度も宣告した癖に何度も助けに来てくれる腹立たしいイケメンと王道系なのですが こっちもゼイデンの家族が肉親の仇というポーズを取りそう思いながらも 腹筋やばぁーとか思ってるのが好き 実際にゼイデンが殺してこないのも自分の良心を守るためなのがいいね
  • 2026年4月11日
    ウィンダム図書館の奇妙な事件
    ウィンダム図書館の奇妙な事件
    ウィンダム図書館の奇妙な事件読んだ! 大学付属のウィンダム図書館で一人の生徒が一冊の古書とともに亡くなっているのが発見される 一切の追加も不足も許されない時の止まった図書館と行方不明な容疑者 警察に反感を持つ生徒達に苦戦する警官は学寮の保健師クワイに聞き出すことを依頼するのだが─ この歴史あり特殊なルールありの大昔からある図書館 そこに発生するお金と権威が大きく事件と関わっていて 蔵書が増減していたら莫大な報酬が支払われない 数百年年に一度監査が行われるとそれなんか図書館として意味ある?みたいな設定が 面白いギミックとなり またテーマ性を反映したもので図書館が主役でした 事件より奇妙だよ
  • 2026年4月6日
    木曜殺人クラブ 二度死んだ男
    木曜殺人クラブ 二度死んだ男
    木曜殺人クラブ 2度死んだ男読んだ! エリザベスのもとに現れた元夫ダグラス かつて死を偽装した彼が盗んだダイヤとともに老人ホームに潜伏することになる イブラヒムを襲った路上強盗を木曜殺人クラブは 消えたダイヤを追うマネーロンダリング業者、マフィア、MI5 国際的な犯罪に身を投じていく─ イブラヒムを襲った路上強盗を特定し報復までしかけてしまうのがこの老人探偵チームの頼れるところですね 裏社会の住人達も木曜殺人クラブにかかればあっという間にペースに飲まれてしまうのが恐ろしいところ イブラヒムの落ち込んだ心に セラピー的な会話を求めるドナや看護師的なジョイスがしみるこのおばあさんおじいさん達めちゃくちゃだなと笑ってしまうところと それぞれの老いを感じさせるしんみりする姿と もちろんミステリにサスペンスと見どころ沢山のシリーズでいいですよね めちゃくちゃ裏切られたなー イブラヒムが“YOU”の主人公に共感してて笑ったやばい
  • 2026年3月31日
    世界史のリテラシー ローマ教皇は、なぜ特別な存在なのか
    「ローマ教皇はなぜ特別な存在なのか」読んだ! 叙任権を巡り教皇が皇帝を破門し許しをこう事態となった カノッサの屈辱を中心に何故ここまで教皇が特別な存在であり続けられたのかをわかりやすく解説してくれる本でした! 2人の王がいて互いに保護し合っている独特な力関係の背景にあるものカトリックという宗教の正当性と異端をきり分けるために 宗教的な法だったりある程度のまとまりが必要だった 財政とか司法とか外交とかまでカトリックという共同体のなかで教皇庁という もう国的な機関にまでつながっていく そのせいで忙しく神と向き合えない…と愚痴がのこっているのも面白い現代的カノッサの屈辱と似てるよねと思い出したように何度も触れてくるのがちょっと面白かった それだけ当時の皇帝、教皇が大きな権力を握っていて 度々意見を違えてはいたが互いに必要としていた 破門という言葉の大きさも印象的 当時からすると文化圏から切り離され世界から拒絶されるレベル…
  • 2026年3月22日
    ブリジャートン家2 不機嫌な子爵のみる夢は
    ブリジャートン家2読んだ! “この結婚は愛で結ばれるものにはならない” 強く若い父が蜂に刺されただけで死んでしまったことが心に強く残ったアンソニーは 愛という重荷を抱えて死ぬことを恐れていた しかし彼は出会ってしまう 聡明で皮肉屋で欲望を呼び覚ます元凶 愛さずにはいられない女性に─ あんな女性と遊び歩き放蕩息子に! あんな皮肉屋で鼻持ちならない女に! 互いに嫌味を言い合いやり合う2人は互いに避けようとしても惹かれ合い結ばれていく 元々は妹を婚約者にと考えていたアンソニーと とびきりの美人の妹に見劣りすると見られがちなケイト この愛のない結婚だという宣言がケイトだけでなくアンソニーまでも苦しめる 常に死を意識し父と同じ年に死ぬとバカバカしいと気づきながらも思い込むアンソニー 雷に怯えを死を感じるケイト 2人の死に対する呪いを解くラブストーリーだし 互いにあいつにだけはみっともない姿を見せたくない!と強く意識し惹かれ合っていくのが好き 愛人との密会中に 机の下で蹴ったり噛みつきあってるシーン好き 愛を持たないというアンソニーに誓いにきづく重要シーンながらも 2人の負けん気と対抗心と互いに特別ななにかをもたらす存在だと気づき始めているき
  • 2026年3月15日
    紋章学入門
    紋章学入門読んだ! 紋章でよく見る構造や象徴、それが持つ意味 細かなルールやもちろん数多くの例外までを学術的に学べる本でした 難しいというか紋章にまつわる面白雑学みたいなエンタメ性は薄めで 堅い本だったけれどなんとなく目にするあれこれに名前があり意味があり意味がわかっていないのもあり こういう世界があるんだなーとふんわり楽しめる本でした イングランドの紋章(各国多種多様に進化していったので対象を絞って掲載)はいろんな意匠のもとになっているし すこし見識が広がった感じがしてよい 自己満足のために読める本かも
  • 2026年3月10日
    炒飯狙撃手
    炒飯狙撃手
    炒飯狙撃手読んだ! “炒飯の作り方はいたってシンプルだ。大切なのは練習である。” イタリアで狙撃の依頼を受けた小艾は無事標的を仕留めた…はずだったのだがつけられ襲撃されてしまう 時を同じくして定年一歩手前の老伍刑事は軍人高官の連続殺人を調べることに 事件を繋ぐのは“家”を表す入れ墨… 小艾の狙撃手訓練学校時代に大きく話が関わってくるのですが 何故か襲ってくる大胖 電話越しに指示してくる娃娃らしき声 3人の教官であった鉄頭教官 回想シーンの穏やかで親しい空気感と現在の謎に包まれた娃娃と大胖の動き そして鉄頭教官も少しずつ老伍刑事と接触し始めて謎が動き出していくの楽しい 老伍刑事は父と妻、子とそれなりに悩みを抱えながら 老後を思い浮かべ最後の事件をギリギリまで調査を続けるミステリーと 小艾の硝煙と炒飯香る狙撃手のバトルアクション 少しずつ近づいてくるワクワク感と境遇のまるで違う2人 “家”というキーワードと孤独な小艾と多くの人に囲まれた老伍のラストシーンが好き
  • 2026年3月3日
    マギンティ夫人は死んだ
    マギンティ夫人は死んだ
    マギンティ夫人は死んだ読んだ! ポワロに持ちかけられた調査は すでに判決の出た殺人事件 その犯人とされる男はとても感じが悪く、怯えきっていて自惚れがない そうとは思えないその一点で事件を調査するポワロは危うく殺されかける─ “すばらしいニュースです。“誰かが私を殺そうとしたのです。” スペンスの警部とポワロの直感であり 容疑者達は皆何かを隠してる風で殺された夫人が遺した新聞の切り抜き写真を見つけそれをもとに推理するのですが 机上の空論でありこじつけとも言えてしまう状況のなかでポワロが殺されかける事件がおこる ここでおぉ!やっぱり裏があるんだなと緊張感が高まります犯人が分かったあとも 一つ一つ疑念が晴らされ 秘密があばかれていき 人の素性を探るのは困難という言葉が印象的で その人自身のことは見て喋ってある程度知れるが来歴となると難しい それぞれの言葉の端々から漏れ出る事情や想いを汲み取り 全てを説き明かすのが見事でした
  • 2026年2月21日
    あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている
    “あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている”読んだ! 穴でもなければ暗黒でもない そして何も吸い込まない 輝き高密度でぎちぎちの“完全に重力崩壊した天体”であり未知にあふれた天体 ブラックホールに感じるロマンがすべて打ち砕かれ新たなワクワクに導く本でした! 科学苦手なんでちょくちょく分からなくなったけれど お前たちは何も知らない!と突きつけてくるの科学であり 発見された新事実も突然の大発見ではなく多くの観測と実験によってどうやら確からしいと 時代を経て受け入れられたり、見逃されてきたりしたものの積み重ねで 科学ってやっぱりすごいなって本全てを乱し全てを吸い込む災厄みたいなやつ!みたいなイメージのブラックホールが 意外にもお隣さんで宇宙の今のバランスを保つ存在でもあるのが驚きです こうした思い込みを打ち砕いていくのが科学のたどってきた歴史なんですね とはいえ中は観測できなくって入ったら最後スパゲッティにされるよ!科学が苦手な人にもわかりやすく書いてあるほうなのでブラックホールの神秘と 天体科学史の面白本です
  • 2026年2月14日
    エージェント17
    エージェント17
    エージェント17読んだ 17の男 名も捨て固定された人格を持たない番号をつけられたエージェント 彼は自身の仕事を終えた直後 行方不明になっていた16の暗殺を依頼される 退路を断たれた彼は世界最高のエージェント同士の一騎打ちに挑む 自分がもう引き金を引いているとは知らないまま… キャットという女性と知り合い 殺してきた自分と向き合うことになるのですが 人格がない彼の語りで物語が進行し少しずつ彼を知っていく のが同調しているのが面白いところかも 行方不明になった16の真相を追ううちに自分も消えたいのでは?と感じてしまったり 感情のドラマとスパイバトルが楽しいエージェントは舐められたら終わり!であり超強い殺し屋オーラを放っているから一人一人殺せるのであって 一人の女にコーヒーポット投げつけられたら あっこいつ“効く”んだとバレてしまい大ピンチなのが面白かったり 最高のプロでも必死な人間には勝てない時もある… 作品のキーパーソンになる肝の座ったキャットもおもしろくって 田舎じゃそれがジョーシキと多彩なスキルとタフさを発揮し 17の心を開いていく強すぎ一般人(なのかこいつ?) 16が引退して自分の経験をちょっと変えて小説書いてるらしい…から少しずつ正体に迫ったりするところも 徐々に謎に迫ったり、ガクンとはめられたり 先が読めない信頼を裏切るスパイらしい話で面白かった! 空位になった番号を継いだ17が憧れの16を今度こそ殺して奪え!という始まりも面白いよね スパイという仕事ほんとろくでもないね
  • 2026年2月1日
    地中海クルーズにうってつけの謎解き
    地中海クルーズにうってつけの謎解き
    地中海クルーズにうってつけの謎解き読んだ ミステリじゃなかった!! 謎解き要素に期待して読んでたらトリックとかそういう感じじゃなかったので まぁ事件は起こるけど ゆるくクルーズ船で起こる人との交流やレイチェルの心境の変化とかサラとのコンビぶりを楽しむものかも 犯人視点の章とレイチェル視点の章でニアミス!してたり レイチェルの感じる嫌な予感がただの気にしすぎじゃなかったり ほのぼのゴージャスなクルーズ旅行との緩急があったのがよかったかな
  • 2026年1月24日
    ナショナリズムとは何か
    ナショナリズムとは何か 帰属、愛国、排外主義の正体読んだ! 自由や福祉、納税、誇り、同胞愛をもたらす現在の国を形作る上で欠かせないナショナリズム その一方で他を排斥し、果ては虐殺にまで行き着いてしまう この諸刃の刃とも言うべきナショナリズムはどう生まれ育まれ何をもたらすのかという本 ほぼすべての人が自分は〇〇人だというアイデンティティを もっているにも関わらず 悪魔化されたり あるいは聖域化されたりと 真剣に向き合いづらいナショナリズム グローバル社会において新しいナショナリズムが生まれ始めた今こそちゃんと功罪に向き合い知っていかなきゃいけないのかも 福祉や再分配、民主主義などの近代的な社会が 国という共同体意識がなければ成り立たないものという考えに言われてみると確かに…と思った 多かれ少なかれ帰属意識や愛着を住んでる国に持ってる人がほとんどなので まったく意識しない当たり前のところにまで浸透してるんだなと思ったり 歌や文化、スポーツ、教育といったナショナリズムを形作るものや 今のナショナリズムに行き着く歴史の考証といったパートもあり 歴史認識がある程度教育によって固定されていることは ほぼすべて他人の国を“我々”だと思えることにつながっていて 我々の代表スポーツ選手に移民がいて結果を残せば“我々”だと認識されやすくなるだとか 言葉が同じなら〜や文化圏が〜など基準が国(人)によって異なり それぞれの気持ちにより揺れ動くものなので何がどうこうとは簡単に言えないけれど それでも総体としての何かがあるというもの?なのかも
  • 2026年1月4日
    ワニの町へ来たスパイ 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ (創元推理文庫)
    ワニの町へ来たスパイ読んだ! 任務中にクソ野郎を殺してしまったフォーチュンは 田舎で身を潜めることになるのだが人骨を発見してしまう 犯人とされる金持ちの夫に虐待されていた妻を守るため真犯人をでっちあげる作戦を 独身老女の秘密結社〈シンフル・レディース・ソサエティ〉から持ちかけられる─ おばあちゃん達が謎の権力を持つ結社 その行動力と厚かましさはフォーチュンをも圧倒するほど 口がうまく機転が利くガーティと射撃の名手アイラ この2人に巻き込まれというより退屈と臆病者というレッテルから逃げ出すためにフォーチュンが次第にマリーに共感を抱き…少しずつ入っていく感覚が楽しいそこらの闇組織よりずっと濃く複雑な田舎の世界で奮闘するスパイの地味なピンチが楽しく それぞれのキャラクターも面白い読んでて愉快な小説でした
  • 2025年12月30日
    ハウスメイド2
    ハウスメイド2
    ハウスメイド2読んだ! “キティジェノヴィーズは38人の目がある中でレイプされ殺された” 傍観者効果の講義を受けるミリーに強く残ったキティの死 ハウスメイドとして働く彼女は恋人と大学生活 充実した日々だったのだが 仕事先の家で決して姿を見せない妻の啜り泣く声を耳にする もしも、彼女が…? ミリーの恋人ブロックがとっても優しく完璧な人で 対してミリーは前科を隠している後ろめたさを抱えている うまく行ってるようでいてすれ違っている煮え切らない関係と 義憤を燃やし人を助けるために走り回るミリー どっちが魅力的って聞かれたらそりゃあもうって感じのミリー そうミリーは人助けしている時が一番輝いてるよ… 1作目はほぼほぼ家の中で起こるやべーことだったのですが 今回はミリーの私生活と密接にリンクした話の構造が そう言う話だったのか!と そして中盤での転換!1作目から期待されるものがそのまま出てきてる上に拡張されてる いい続編ですよ 今回の匂わせてくる決して姿を見せない妻と 私を追っている…?車とほかの女性といる夫 変わらす登場人物少なめですっごく不穏ながら予想を裏切ってくる展開がいいですねー
  • 2025年12月2日
    ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)
    ぼくの家族はみんな誰かを殺してる読んだ “ぼくも誰かを殺したのか? 答えはイエスだ。” 雪山の山荘に招待されたカニンガム一家は出所する兄と再会するのだが 遺体が見つかり次々と事件が起こり始めて… “信頼できる語り手”兼ホームズ役兼ワトソン役のぼくが事件を振り返る古典派でフェアなミステリー ノックスの十戒(人種差別的な項目5除く)を遵守する ズルをしないミステリであり 真相が明かされる怒涛の告発パートも勿論見所なのですが! 項目9のワトソン役は考えを隠してはならないに従って 恥ずかしい考えや印象を語る語り手アーニーの語り口が楽しくセルフネタバレして今後の展開を煽るのが好きまずタイトルがネタバレですよね!家族全員が殺人経験がある 少しずつ明かされていく事情と それぞれの視点の過去 とにかく十戒のルールが幾度も引用されルールを守ってると言い訳するのも楽しいところ 不穏な過去を持つ家族が集まり殺人事件!雪山!吹雪!と定番で古典派ながらも語り口が新鮮!
  • 2025年11月25日
    わたしたちが光の速さで進めないなら (ハヤカワ文庫NV)
    わたしたちが光の速さで進めないなら (ハヤカワ文庫NV)
    わたしたちが光の速さで進めないなら読んだ! 人に寄り添う優しいSF短編集でした!現代の社会を映す作品や思考実験的な哲学的意味を問う作品バラエティ豊かな作品が多くて読み応えあった! どの作品にも優しい視点と愛が詰まっていて心洗われるような爽やかな小説でした! 亡き母の疑似人格が紛失し 彼女の生きて遺したものを探す“館内紛失”や 大人になると始まりの地へ旅立ち半数が帰還しない儀式の謎を追求する“巡礼者達はなぜ帰らない”が好きでした その結末に温かい気持ちになったり思いを馳せたり どんな世界になっても人の気持ちは変わらない 読後感がいい!
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