
イマイメロ
@imymelo
ワシントン・ポーが好き
- 2026年8月22日
ホワイトハートの殺人クリス・チブナル,林啓恵読み終わったホワイトハートの殺人読んだ! 道の真ん中で見つかった 鹿の枝角がつけられた奇妙な遺体 小さな村のたった2つのパブの一つ〈ホワイトハート〉の店主が殺された事件 後ろめたい秘密を抱えた人々が集い飲み交流するパブで起きた 百年前の謎めいた事件 目撃者の少女 鹿 抱えたものが人を追い詰める 視点が次々と変化して ほぼすべての登場人物が何かを隠している描写が描かれていて 弱みにつけ入られ秘密が生まれて 秘密が人を追い詰める 秘密を暴く主役の刑事さんも蓋をしている気持ちがあって⋯ と暴いていくことで気持ちを解き放っていく 全体的にやっぱりパブの雰囲気がある小説でした - 2026年8月18日
ミッキー7 反物質ブルースエドワード・アシュトン,大谷真弓読み終わったミッキー7 反物質ブルース読んだ! ニヴルヘイムに入植し 使い捨て人間を辞めてから2年 コロニーは燃料難に陥っていた 解体して燃料にするため爆弾を回収することを命じられたミッキーは ムカデのような先住民に再びコンタクトをとるのだが敵対する集落に献上したと聞かされ 命がけのミッションへ─ ムカデ達のもつ〈最高〉と〈補助者〉という分類分け 意思を持つ持たないで区別しているわけでなく〈補助者〉がいて 〈最高〉の下に仕える 〈補助者〉のスピーカー 案内人であり交渉人の現地人と 友人のような関係を築いていくなかで 使い捨て人間だった自分が思い起こされるまたしても自己存在のドラマ確かに自分の意思で動き 思いも友情も打算も感じられるスピーカーが使い捨ての〈補助者〉 ミッキー達は〈補助者〉を差し出せと言われる度に 俺たちの種族は全てが〈最高〉だと主張する 〈最高〉と〈補助者〉 人間にとっては理解しがたい感覚であり現地人からすれば当たり前で じゃあ何が主で従なのか - 2026年8月9日
- 2026年8月1日
ハウスメイド3フリーダ・マクファデン,高橋知子読み終わったハウスメイド3読んだ! “だって、正直言ってわたしは運がいい人間じゃない” ミリーはエンツィオと結婚し二人の子もすっかり大きくなった 念願の新しい家に引っ越した家族だったのだが 夫にやたらとくっつく隣人のスゼットに、奇妙なメイド 感じる視線に不可解な家族達の行動 不審感が募っていく─ すっごく相性が悪く 見下すような言動を続けるスゼットと 警戒心が強く見張り続ける隣人のジャニス 落ち着きがなく暴力事件を度々起こすかと思えば無気力な姿を見せる息子ニコ スゼットの家に入り浸る夫と全てがなんか変!なのだが すこしずつそういうことがわかっていくのが楽しいです皮肉な言動を心の中にしまいながら鉄壁の仮面で穏やかな隣人を演じるミリーに共感しながら読めるのが面白いところで なんなんだよこれ…何が起きてんだよ…イライラって感じを ミリーの皮肉的な心の声が面白さに繋げてくれて 真相に繋がったらまた面白いんですよね 母親になってもミリーはタフな人だハウスメイドを雇う側(無理やり押し付けられたお金もないのに)になったミリーも 家庭の経済を気にしたり子供達を気にかけたり守る者達を意識する事が多くて変化と 変わらないところが見れるのもよかった シリーズものとして期待されるところをやりきった感じがあっていい完結編でした - 2026年7月25日
ヒッコリー・ロードの殺人アガサ・クリスティー,高橋豊読み終わったヒッコリーロードの殺人読んだ! ミス・レモンの姉から奇妙な盗難事件が相次ぐと聞かされたポワロは 寮に暮らす国際色あふれる学生達に話を聞き沢山の謎を残したまま一応の解決を見せるのだが 主犯の自殺を知らされ再び調査に乗り出すことに もつれあう人間関係と庇い合う友情によって殺意がうもれる─ 狭い人間関係と互いにお節介したがったり後から 考えてみたら怪しい行動をしていたと自覚する誰かを内々でかばったりする 優しい人達に紛れ込んだ犯人と犯罪 言われてみればそのとおりな犯人でした 皆若くて恋愛したり冒険したり軽犯罪ぐらいなら見逃される環境で閉じた空間 善意につけ込まれてる - 2026年7月18日
読み終わったレイクサイドストーリー読んだ! 元ホッケー選手のいとこブーム・ブームを亡くしたヴィク 船荷役として穀物会社で働いていた彼 流れる不穏な噂に 応えられなかった緊急メッセージ 彼が第二の人生を真剣に生きようとしていた痕跡を見つけ調査を開始するのだが 奇妙な事故死が相次いで起こり始めて─ 幾度も死にかけて 依頼人もなく そして事件である確証もない ただいとことの思い出と自らの未練に決着をつけるため 穀物会社が輸送する湖を車で徒歩で時には船に乗ったりしながら 陰謀に近づいていく ハードボイルドさが増して 謎解きとミステリも楽しかった ヴィクはタフすぎる ブーム・ブームの語られる人柄とヴィクとの思い出が この事件かどうかもわからない彼の死を追うヴィクの必死さとシンクロできる もしかしたら探偵の性で思い込んでいるだけなのでは?という心の声 負傷して弱るヴィク それでも全く折れる気配がないどころが病院を抜け出そうとするのだから恐ろしい 気力と根気とハッタリで事件を追うヴィクの力強さが好き なんかすごい規模がでかく 個人にはどうすることもできない陰謀をたった1人で追い詰めてしまうのがヒーロー的でいいよね 身勝手さや高慢さにもいちいち口挟んで噛み付いてくれるし こういうところがいいよね - 2026年7月11日
パン焼き魔法のモーナ、街を救うT・キングフィッシャー,原島文世読み終わったパン焼き魔法のモーナ、街を救う読んだ! パン屋に死んだ女の子がいた 事件をきっかけにモーナは命を狙われ始める 指名手配され 魔法使いを密告するポスターまで 逃げた先で知ったのは誰も魔法使いのために立ち上がらなかったってこと パンを焼きたかっただけのモーナは英雄に仕立て上げられていく─ 皆が失敗したり手を挙げなかったりしたせいで 英雄にならざるを得なかったモーナ 魔法が使えるといってもパンに呼びかけて命令に従わせられるというだけのもの これまで反感を持っていた人もいただろうが 魔法使いに優しい街だったのが 邪悪な企みと無関心が追い詰めそしてまた英雄として利用される 市民的気質と英雄的素質を併せ持ったモーナ パンを作っていたかっただけの彼女に街を救わせてしまった 政治の世界に足を踏み入れ 見過ごせなくなっていく気持ち パンの魔法を少しずつ応用し魔法とは何か知っていくのも楽しかったり モーナが好きなだけパンを焼き続けられる国であってほしいね ちょっとダークな児童書で 日常に溶け込んだ何でもない魔法の世界観と モーナの小市民的な愚痴ったり 常連さん達に好かれ 政府に楯突くなんて思いもせず パンを焼いて暮らしてきた少女に共感しながら読めた - 2026年7月4日
実践魔術論Hieros Phoenix読み終わった実践魔術論読んだ! アレイスター・クロウリーが遺したカバラの法 日常を遠ざけ非日常へ 起きたまま夢を見て自身の中の無意識へ旅立ち 己を知り宇宙を知るスピリットヴィジョンのやり方を学ぶ本でした! 沢山の神やアイコンが持つ共通性の中に己を見いだし 己の中に神を見出すことができるのでは? 夢という無意識のなかにこそ神が宿っていて それが瞑想であり自身との対話なのかな 荒唐無稽に見える魔術儀式にも意味があって理論があって 理解することと理解しないでただ身を委ねること 不思議な世界だなと思いました 実践するのはちょっと難しいかも 本物の魔術師の人が書いているので資料もしっかりしていて本物の魔術本だ…!? アスリートが行うメンタルトレーニング、頭の中で弾くピアノ そうした現実に基づいた創造的な非現実が 現実に影響を与えて頭の中と世界と体と宇宙は繋がっている 創造力と無意識が魔術の鍵 - 2026年6月20日
真犯人はこの列車のなかにいるベンジャミン・スティーヴンソン,富永和子読み終わった「真犯人はこの列車のなかにいる」読んだ! “犯人の名前はここから135回出てくることを前もって知らせておこう” アーニーが実際に体験した事件の回顧録 ブックフェス鉄道ツアーに招待された7人の作家 そのうち無事に降り立つのは5人 死体の数は九 信頼できる語り手が紡ぐ最高にフェアな謎解き小説─ 生き残ってしまったことにより傷を負ったアーニーの物語であることが強調され 自身の身に起こった残酷な事件を元に書いた小説がヒットし 自身の感じる居心地の悪さを才能を見せることで 罪悪感と向き合おうとしている 残ったもの残されたものや罪 様々な気持ちが事件と結びつくドラマがよかった! ネタバレ込みであり 自身の感情やいたたまれない状況を包み隠さずつたえ 読書を裏切らない信頼できる語り手であることがこのシリーズの特徴なのですが[ミスリードしてると言えなくもないが(嘘は言ってないみたいな感じはやる)] プロット通りに進む事件と小説のようにはいかない展開と 一人ひとりが自分の感情から発した言葉で違和感があるセリフや 少し奇妙だったりすることにも背景が見えてくるとちゃんと意味を持っていて フェアなミステリを名乗るだけのことはあります 我が強く主張したがりな作家探偵達とアーニーの物語 それぞれの伝えたい物語がある - 2026年6月15日
葬儀を終えてアガサ・クリスティー読み終わった「葬儀を終えて」読んだ! “だって、リチャードは殺されたんでしょ?” リチャードの遺書を弁護士が読み上げている場で放たれた末妹コーラの一言に 遺族は慌てふためく リチャードの病死に不審な点は見られないのだが その後コーラが手斧で惨殺され彼女の遺した言葉が現実味を帯び始める─ 真相にびっくりしたけど 各シーン読み返したらやっぱり奴が犯人だと指し示してて悔しい 僕が間違ってました このコーラの一言がとても象徴的でここから事件が始まり ここに事件が収束する綺麗なミステリーでした ポワロはあまり走り回らずに介入も少なく 漏らさせた最低限の情報で解いていてクール - 2026年6月6日
社会を変えるには小熊英二読み終わった社会を変えるには読んだ! 社会の変遷を社会の捉え方を通じて新しい“われわれ”を 我々の怒りを汲み取り代弁してくれるもの 「私も蔑ろにされている」という共感を呼び出すなにか 変わってほしい何かを訴える ロビーイングもデモも楽しく参加したいと思えるものなら人を変え社会を変えられるのかも…? 議論を尽くし参加をしたという実感があればきっと納得感も増すはず 私達の代表者を送り込んできたという間接民主主義は 時代を経て自由意志が強まった社会ではそうした意識が弱まり 代表者を失った今 自分が心から思う何かを人を巻き込み訴えることで社会を変えられる力を持つことができるのかも 時代が何を求めているか 自分は何が変わって欲しいのか この国はどんな歴史を辿ってこの社会が出来上がったのか どう言えば人に伝わるのか まずは自分が楽しみ意見を交換できる場を作ること われわれが当事者であるという認識を持てるなにかが社会を変える原動力 - 2026年5月30日
8つの完璧な殺人ピーター・スワンソン,務台夏子8つの完璧な殺人読んだ! “他人の頭のなか、あるいは心のなかで何が起きているのか誰にもわからない” マルコムのもとに訪れた捜査官は無関係に思えるいくつかの殺人事件が 小説に見立てた殺人 それもマルコムが書いたブログの〈完璧なる殺人8選〉のリストに基づかれたものではないかと話を持ちかけられ そのリストが載せられたブログ記事に付けられたシェパード医師が残したコメントが ある人物が犯人だと確信を持たせる その記憶は決して他人には触れさせられないものであり 捜査官もまた何かを隠している 犯人は本にその犯罪を捧げている奇妙な執着が現実と虚構の垣根を崩していくこのシェパード医師というのはポワロのアクロイド殺しの語り手兼助手のキャラクターなのですが 8つの事件と特にアクロイド殺しのネタバレを食らうので 読む予定があるなら後に読んだほうがいいかも知れないです この殺人方法の見立てがトリックの肝の部分を抑えて再現するというのがキーで 全編にわたって犯罪小説の固有名詞が沢山でてきたり 犯人の犯罪小説あるいは犯罪への執着とそしてマルコムへの執着が感じられて異様な雰囲気を持っているのがいいですよね マルコム自身は特に優れた探偵ではないのですが 読書とそして自身へ向けられた感情が彼を 事件に近づけていくのが面白いです 読書はタイムマシンだとマルコムが語っていて あの時どんな場所でどんな気持ちでこの小説を読んだかがふっと蘇る 昔書いた作者からの言葉でもあって 多くの過去からの因縁が積み重なって自分から見えるもの 他人にしかわからないことがこうして事件として表れてくる 犯罪小説への愛に溢れた作品でした - 2026年5月16日
ミッキー7エドワード・アシュトン,大谷真弓読み終わったミッキー7読んだ! “いままでで、いちばん、間抜けな、死” 余所見で落下したミッキー7は氷の割れ目のなかで寒さに震えていた 使い捨ての何度も蘇る体 ここで死んでもミッキー8として目覚めると知りながらも それが自分なのか確信が持てない彼は何とか生還するのだが すでにミッキー8が目覚めていた─ どちらかがいなくなれば 問題は解決するのだがもう一人の自分であり培養液から蘇ったばかりの最悪な気持ちがわかり なにより自分を見殺しにできないし なによりクローン人間として命がけの任務をやらされる立場なのでどちらかがいずれは…という考えのもと 共に生きていくことにするのだけど2については記憶バックアップする前に死んでしまったので一切引き継がれてなかったり “テセウスの船”が引用されるのですがクローンと自己同一性の話でしたねー ミッキーが歴史好きというのもあり人類離散の経緯から開拓時代の悲惨な失敗だったり 人類の愚かさは変わらないけれど引き継いでいくことが今を作っているんだなと思えるしそれがまたミッキーの境遇とも重なるよね 7と8で少ない食料を分け合いながらも互いに文句を言い合う自分同士で自分じゃない二人 自分をどうせ蘇ると見捨てたベルトと友人でいられるミッキー そういうやつと受け入れることと 自分達の住みよい環境にテラフォーミングする力強く生きる人類と ミッキーのあり方に迷う姿とで色々現代とも通じるSFで面白かったです 映画になってるぽいから見てみようかな - 2026年5月9日
冒険者カールの地球ダンジョン 1マット・ディニマン,中原尚哉読み終わった冒険者カールの地球ダンジョン1 宇宙人襲来!飼い猫とダンジョンに放り込まれたんだが?読んだ! 凍えるような夜 猫を救出するため外に出ていたカールは家を潰され イカれたサディスト宇宙人主催のダンジョンに挑むことに クロックスとトランクスそして元恋人の猫とともに まずは履くズボンを求めて─ ダンジョンRPGの面白さをそのまま小説にしたような楽しさがある作品で 大半の地球人が死んだか参加したかのどちらかなので あらゆる人が参加していて人間性を失えないですね 地球文化の下調べもバッチリでゲームのようにでてくる解説文は文化に即したユーモアたっぷり 絶妙にイラッとさせられます 飼い猫のドーナツプリンセスが気ままで愛らしく生意気で気位が高い! アイテムによる力で話せるようになるのですが 大口を叩きながらもカールに不安を見せたりほっとけないかわいいねぇ 猫が一番優れているからほかの種族にクラスチェンジしないと言ってるのもいいね “ヒト”になってたら読むのやめてた 知恵と工夫と人生経験で作戦を立てて戦うのもD&D(作中で言及されてる)みたいで楽しいが 定期的にこれは現在の地球で地球人はこの命がけな探索を イカれたサディストの宇宙人の娯楽のためにやらされてるんですよー!ってアピールしてくる こういう悪趣味さと必死さがあるのが好きです - 2026年5月2日
記銘師ディンの事件録 木に殺された男ロバート・ジャクソン・ベネット,桐谷知未読み終わった記銘師ディンの事件簿読んだ! 見たものを記憶することができる記銘師である“わたし”は 司令官の体内から木が生えて亡くなった事件で見てきたことを 上司のアナに報告すると 彼女は黒ずんだ羊歯紙、枯れたキルピス茸、うだるような暑さ ぜんぶ目の前にある、後はきちんと見るだけでいいと告げる─ 面白いファンタジーミステリー! なるべく外界からの刺激を遮断し目隠ししながら推理するアナと 全てを見聞きし憶えて報告する語り手のディン 全てを見てはいても観察はしていないディンを手足として 推理をするアナのコンビが王道な探偵&助手っぽい感じで楽しいです! 読者に明かされていくこの世界の常識が ミステリーの舞台設定であり、推理の材料で更には帝国が孕んでいる問題をも浮かび上がらせていく アナのキャラクターも面白くって 何かと違法行為や罠を仕掛けたがる、やらせたがるのが好き 理由でっち上げて捜査しろ!とか言ってくる手足の身にもなってほしい この思わせぶりなこといっちゃう探偵と戸惑いながらも適応できるどころか予想以上の成果をあげる助手のスーパーコンビで 推理物だからしっかりファンタジーの設定が生活に根付いていて 建前や癒着といったイヤーな社会構造まで見えてくるのがいいですよね こういう目線のファンタジー好きです - 2026年4月21日
フォース・ウィングー第四騎竜団の戦姫ー 下レベッカ・ヤロス,原島文世読み終わったフォースウィング読んだ! 自らに宿る験がどうしようもない怒りと破壊の力だと知ってしまったヴァイオレット “お前という存在の核をにある己自身を反映する”ものが人を傷つけるだけのものであること 吐き出しきれない気持ちを全てゼイデンにぶつけ 引き返せなくなる真実を知ることになる─ 黒竜と金竜2体の特殊な契約と偉大な母を持つことで沢山の敵を抱える彼女 まだヴァイオレットをか弱い子供だと思っているデインに “わたしの核心はね、デイン、騎手なの”と告げる なんでも知る幼馴染と 何も知らないけれど核心は知っている ヴァイオレットと呼び手強いやつとして扱うゼイデンその本当の思いに触れてと ロマンス作品らしくっていいですね デインくんがカスムーブで自滅しまくってる… もちろん引き続き殺伐としてるの校内では 黒竜と金竜2体の特殊な契約と偉大な母を持つことで沢山の敵を抱える彼女を竜と結べなかった人や母を恨むものに命狙われてるんですが颯爽とゼイデンが助けてくれるんですよ 番の竜と契約結んじゃったからっていいながらね ツンデレ! 脳内で繋がって密談しながら喧嘩してるのも良すぎる 読者は分隊対抗戦の課題お宝探しで ママの執務室に忍び込む提案したり組手相手に薬持ったりする暴力娘な事知ってるんですよ デインの守れるようなタマじゃないんだわゼイデンがヴァイオレットだけでなく読者も翻弄してくれるのが感情移入できていい ミステリアスぶっててムカつくやつだけど秘密を1つ知る度に印象が変わっていくんですよ 分離派とゼイデンが背負ったものの真実とゼイデンの唇 を知っちゃったからにはもう知る前には戻れない! 普通にロマンス作品なので性描写ありますフォースウィング - 2026年4月19日
フォース・ウィングー第四騎竜団の戦姫ー 上レベッカ・ヤロス,原島文世読み終わったフォースウィング上巻読んだ! “わたしは今日死んだりしない” 書記官科を志望していた小柄なヴァイオレットは母親のプライドのために騎手科志望にさせられてしまう! いつ死ぬかわからない過酷な訓練の中で 母を憎む団長に目をつけられて 幼馴染に逃げるよう勧められても 騎手科の中で生き残り続ける! 小柄で見くびられがちなヴァイオレットが母や庇ってくれた姉 書記官科に戻せるとずっと勧めてくるデイン お荷物になると思い先に始末しておこうと考えるクラスメイト そして母に父を殺されたという恨みを持つゼイデン 強かさとプライドを持ち内外の敵を跳ね除けていくミリタリ学校ファンタジーでありある事情で互いに肉親の仇であるゼイデンと特別な絆を持ち 一蓮托生の関係となっていくロマンス作品でもあるのだ! 幼馴染カプ厨なのでデインがヴァイオレットのプライドをくすぐるようなこと言い続けるので 今なら引き返せるまだ逆転できる!と思ってたけど まぁ登場人物紹介順で察せるのだが 各章に書物からの引用文が “騎手なき竜は悲劇。 竜なき騎手は死す。 『竜騎手法典』第一条第一項” こんなふうに世界観が伝わってくるのが面白くていいですね 何だか分からない竜と心通わす一心同体な騎手の関係がなんとなーく読んでる間に伝わってきて いざ竜と心通わすと全然違う!のも面白かったりヴァイオレットの成長物語としてもロマンスとしても楽しくって 度胸があり機転がきき天性のセンスだけで乗り切ってきたのが 実力がついてくる “あした死ぬかもしれないという名目のもと、快楽主義と容赦ない効率性が奇妙に入り混じっている場所”と言われていて そこで生き残っていくの伊達じゃないぜ ゼイデンとのロマンスだと お前を殺すと幾度も宣告した癖に何度も助けに来てくれる腹立たしいイケメンと王道系なのですが こっちもゼイデンの家族が肉親の仇というポーズを取りそう思いながらも 腹筋やばぁーとか思ってるのが好き 実際にゼイデンが殺してこないのも自分の良心を守るためなのがいいね - 2026年4月11日
ウィンダム図書館の奇妙な事件ジル・ペイトン・ウォルシュ,猪俣美江子読み終わったウィンダム図書館の奇妙な事件読んだ! 大学付属のウィンダム図書館で一人の生徒が一冊の古書とともに亡くなっているのが発見される 一切の追加も不足も許されない時の止まった図書館と行方不明な容疑者 警察に反感を持つ生徒達に苦戦する警官は学寮の保健師クワイに聞き出すことを依頼するのだが─ この歴史あり特殊なルールありの大昔からある図書館 そこに発生するお金と権威が大きく事件と関わっていて 蔵書が増減していたら莫大な報酬が支払われない 数百年年に一度監査が行われるとそれなんか図書館として意味ある?みたいな設定が 面白いギミックとなり またテーマ性を反映したもので図書館が主役でした 事件より奇妙だよ - 2026年4月6日
木曜殺人クラブ 二度死んだ男リチャード・オスマン,羽田詩津子読み終わった木曜殺人クラブ 2度死んだ男読んだ! エリザベスのもとに現れた元夫ダグラス かつて死を偽装した彼が盗んだダイヤとともに老人ホームに潜伏することになる イブラヒムを襲った路上強盗を木曜殺人クラブは 消えたダイヤを追うマネーロンダリング業者、マフィア、MI5 国際的な犯罪に身を投じていく─ イブラヒムを襲った路上強盗を特定し報復までしかけてしまうのがこの老人探偵チームの頼れるところですね 裏社会の住人達も木曜殺人クラブにかかればあっという間にペースに飲まれてしまうのが恐ろしいところ イブラヒムの落ち込んだ心に セラピー的な会話を求めるドナや看護師的なジョイスがしみるこのおばあさんおじいさん達めちゃくちゃだなと笑ってしまうところと それぞれの老いを感じさせるしんみりする姿と もちろんミステリにサスペンスと見どころ沢山のシリーズでいいですよね めちゃくちゃ裏切られたなー イブラヒムが“YOU”の主人公に共感してて笑ったやばい - 2026年3月31日
読み終わった「ローマ教皇はなぜ特別な存在なのか」読んだ! 叙任権を巡り教皇が皇帝を破門し許しをこう事態となった カノッサの屈辱を中心に何故ここまで教皇が特別な存在であり続けられたのかをわかりやすく解説してくれる本でした! 2人の王がいて互いに保護し合っている独特な力関係の背景にあるものカトリックという宗教の正当性と異端をきり分けるために 宗教的な法だったりある程度のまとまりが必要だった 財政とか司法とか外交とかまでカトリックという共同体のなかで教皇庁という もう国的な機関にまでつながっていく そのせいで忙しく神と向き合えない…と愚痴がのこっているのも面白い現代的カノッサの屈辱と似てるよねと思い出したように何度も触れてくるのがちょっと面白かった それだけ当時の皇帝、教皇が大きな権力を握っていて 度々意見を違えてはいたが互いに必要としていた 破門という言葉の大きさも印象的 当時からすると文化圏から切り離され世界から拒絶されるレベル…
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