

安全保障の探究
@security
3度の飯より安全保障研究
- 2026年8月11日
- 2026年7月26日
台湾有事五十嵐隆幸読み終わった『台湾有事』読了 台湾問題の歴史、中台双方の軍事能力、関係主体の抑止・危機管理メカニズムを丁寧にさらい、一般論として課たられる「台湾有事」の虚構性を明らかにするとともに、地道な安定性管理のための取り組みの重要性を主張する良書。 著者は既存の議論や、なんなら「台湾有事」という言葉自体に嫌悪感を持っており、各章、各節で「よくこう語られるが、実際は〇〇であり正しくない」みたいな書き出しが多く、ちょっとくどいと思った。 とはいえ、台湾問題を軍事でしか見れない今日の日本社会が読むべき良書だろう。 あと蒋介石はカス - 2026年3月6日
2020年・米朝核戦争ジェフリー・ルイスかつて読んだ積読しがちだが、2日で読み切ってしまった。 核兵器の専門家であるジェフリー・ルイス氏による、架空の「委員会報告書」。報告内容はタイトルの通り「アメリカ合衆国に対する北朝鮮の核攻撃はなぜ起きたのか」である。 登場人物はドナルド・トランプ、文在寅、金正恩をはじめ実在の人物であり、核戦争に至るまでの経緯から核戦争の惨状までが描かれる。昨今の国際情勢や軍事戦略、兵器体系を踏まえてもなおリアリティのあるストーリーに、もはや乾いた笑いがでる。 ストーリーの細部はネタバレのため控えるが、核攻撃下を生き延びた人々の証言は、広島の証言がリスペクトを持って参考にされている。ちょうど先日広島の平和記念公園に行ったばかりの私は、展示内容を想起せずにはいられなかった。
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