遅読星人
@tom_3821
読むことと書くことで日々を生き延びているもの。
遅い、ではなく、のんびりという表現が似合う人生を歩みたいと願う自認宇宙人。
- 2026年5月26日
どうせ、この夏は終わる(1)びねつ,野宮有読み終わった終末が間近にある世界。わずかな希望はあるけれど、その希望は猶予という名の平坦な日常を作り出している。 そんな世界の中で、変わらぬ自分というものを貫いている人というのがいて、 様々な関係性の中でそれによる関係性と変化が描かれている。 とてつもなく月並みな言葉なのだけれど、一つ一つのエピソードがグッときた。 劇中における映画がそうであるように、この小説も、ハッピーエンドを目指す尊さというものを思い出させてくれる。 しばらくしたら夏が来る。その季節を大切に生きよう。 - 2026年3月19日
東京百景又吉直樹読み終わったかつて読んだ読むと散歩へ出掛けたくなる。 東京のようにこれというスポットはないが、「どこ」というよりも、その場所で「なに」を感じるかに意味がある。そんな風に思わせてくれる。 「お台場の夜空」が特にお気に入り。 - 2026年3月17日
葉太宰治かつて読んだ有名な書き出し。 死と生の質感が、 まるで散歩しているかのように、静かに行ったり来たりする。 日常の断片一つ一つに、 潤いがあり、 絶望があり、 肯定があり、 否定がある。 最後のシーンは、 あまりにも美しく、 美しすぎて、泣きたくなるほどだ。 - 2026年3月16日
寺山修司少女詩集寺山修司,鈴木成一デザイン室読み終わったかつて読んだ現実を飛び出したい時に読む。 憂鬱な朝に読む。 未来の暗いイメージを美しさで上書きしたい時に読む。 もう少しだけ、世界を美しいと思うために読む。 生きていくために読む。 そんな本です。
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