葉

10件の記録
沙南@tera_372026年5月1日読み終わった「死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。」 とりとめもなく綴られているようで、ひとつひとつが一瞬で過ぎ去っていく短編の連続。 ひらひら降る落ち葉をキャッチしようとして。花びらでも可。すべてを掴むことはできないけれど、掌に残ったものを並べて、ただ眺めているみたいな。走馬灯ってこんな感じかな、と思った。こんな風におだやかで、静かであればいいな、とも。 傍から見ている人の視点で書かれた物語って、なんだか他人事のように感じることもあるけれど、太宰はどうしてこんなにも、読み手を物語に没入させるのが上手いんだろう。日本橋の話とか特に。


- 遅読星人@tom_38212026年3月17日かつて読んだ有名な書き出し。 死と生の質感が、 まるで散歩しているかのように、静かに行ったり来たりする。 日常の断片一つ一つに、 潤いがあり、 絶望があり、 肯定があり、 否定がある。 最後のシーンは、 あまりにも美しく、 美しすぎて、泣きたくなるほどだ。






