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渡辺洋介
渡辺洋介
渡辺洋介
@yskw0514
専門書出版業/本の記憶と記録とメモ/港町在住/ふたり暮らし/1999〜2015パラエストラ東京所属/どうぞよろしくお願いします。
  • 2025年10月2日
    その<男らしさ>はどこからきたの?
    都心の景色は「ポスターや看板、デジタルサイネージに塗り込められた家父長制」です。P277
  • 2025年10月1日
    その<男らしさ>はどこからきたの?
    スキンケア・ヘアケアを自己管理・身体鍛錬の一環として位置づけ、因習的なジェンダー規範を内面化した上で男性の容姿に対する視線を強化する表現も多く見られます。P154
  • 2025年9月30日
    その<男らしさ>はどこからきたの?
    またタイムラインには男磨きを実践する上での日々の行動指針や信条、非モテから脱却するためにするべきことを列記する投稿と自己啓発的な発言のリポストが、情報商材を販売するbotのように延々と続きます。P164
  • 2025年9月29日
    その<男らしさ>はどこからきたの?
    これは水面の反射光に近いもので、平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像の顔が阿字池の反射光で照らし出される様子に通じるものがあります。P132
  • 2025年9月24日
    アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか 大正十年「サンテル事件」を読み解く
    現に柔道をやる人でも其師範として生活の基礎をそれに置く人は柔道を職業として居る人と云はなければならぬP234
  • 2025年9月22日
    アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか 大正十年「サンテル事件」を読み解く
    それまで投技中心に発達してきた柔道は、寝技本位の関西の柔術との邂逅を通じて、さらなる発展改良を遂げていく。P204
  • 2025年9月19日
    アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか 大正十年「サンテル事件」を読み解く
    なる程、日本国民の思想としては、武士道を担ぎ出して、サンテルを商売人と罵れば、一寸人聞きがいいやうでもある。P166
  • 2025年9月18日
    アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか 大正十年「サンテル事件」を読み解く
    柔道とは「体育法であり勝負法であり修身法であり成業法である」という理解であるP121
  • 2025年9月17日
    アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか 大正十年「サンテル事件」を読み解く
    しかし著名な職業レスラーが著したレスリング教本で柔術由来の技が紹介されているように、1900-1910年代を通じて、柔術はレスリングの中にかなり溶け込んでいた。P66
  • 2025年9月16日
    アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか 大正十年「サンテル事件」を読み解く
    しかし白人社会の側に立つならば、日系社会とは、一種の異界だった。要するに白人社会は結界の内部が見えないという不安と恐怖におののいていたのであるP21
  • 2025年9月1日
    地方女子たちの選択
    地方女子たちの選択
    富山に縁がある女性14人の語りを聞き取る本書、地方で女性が生きるとはこういうことなのかとまざまざと突きつけられる現実。 結局、誰か(女性)を犠牲にすることによってぬくぬくとポジョションをキープしていた 家父長制によって成り立っていた日本社会が可視化されたと言うべきか 2025年のベストと言っても良いだろう。 本書は富山の地方版元だけあって神奈川の書店では初回配本がほぼなかったのだがそれにしても県内の書店担当者さんにももう少し頑張ってアンテナを 張って仕入れてほしいところ 忙しいのは充分承知の上で 上野千鶴子・山内マリコ著であれば実績と需要があるのは間違いないし 目利きとそこに対する信頼感がネット書店に対する有効性の一つだとは思うのだけれど。 そして、あそこならあるだろうと南区の良心「本屋象の旅」に在庫確認をお願いすると 現在取り寄せ中とのこと、流石と思いながら入荷後購入した次第。 繰り返しになるが信頼感は大事だ。 18歳で富山を離れた山内マリコさんの諦念漂う望郷の思いがとても良かった。 「デビューしてからずっと小説に描いているのは、富山をモデルにした地方都市だ。 小説の中ではずっと、富山で暮らし、いまも富山で生きている。もしかしてわたし、帰りたいのかも。帰りたいけど、帰れないのかも。」P66 本書は繰り返し読む価値があるので今一度考えて読み込めればと思う次第。
  • 2025年8月29日
    新装版 天使に見捨てられた夜
    チーマーと呼ばれた若い連中は一時ほどはいないようだが(中略)皆一様に、日に焼けて髪を金茶色に染め、ネルシャツやTシャツを重ね着してだぶついた格好をしている。P101 わかった。そこの第一勧銀の横に停めるP102
  • 2025年8月28日
    新装版 天使に見捨てられた夜
    金色や真っ赤な髪をとさかのように逆立てたハードロッカー風の男たちが宗教家の男をこづき始めた。P32 このタイトルのつけかたは全共闘世代ですね。 P39
  • 2025年8月27日
    新装版 顔に降りかかる雨
    受話器の向こうからはアシッド・ジャズが聞こえてくる。P303 四日後の午後遅く、カールからコレクトコールがかかってきた。P377
  • 2025年8月26日
    新装版 顔に降りかかる雨
    横に真新しいフロッピーが5枚セットになっているものが置いてあったが、封も切ってなかった。P108 私はテレホンカードを出し、三田に電話をした。P115 畜生。タカビーな女だな。くそっ P131
  • 2025年8月25日
    ダークネス
    ダークネス
    前作「ダーク」から20余年、新聞広告で完結していたと思っていた「村野ミロ」シリーズ が、まさかの続編かつシリーズ最終章を確認した時の嬉しさと言ったら。 物語の持つ力はもちろんだけど20余年の歳月の重みというのが 大きいのだろう。 読み進めていく毎に遠い記憶の糸を手繰り寄せていく感じと変わらずの登場人物全員悪人的なろくでなさが最高だった。 「ダーク」は文庫化の時だっただろうか 当時の営業先である「東京ランダムウォーク赤坂店」の店長に 今回は全く救いがなく戸惑ったけど面白いよとお薦めされた記憶も蘇ってきた。 「水の眠り 灰の夢」の渋さが光った村野善三がまさかあんなことになるとは。 そして本作読後に改めて「村野ミロ」シリーズを本棚から発掘して 読み耽っている次第だ。
  • 2025年8月25日
    新装版 顔に降りかかる雨
    私たちは、時々CDを交換してはダビングしあっていた。P94 着ていたアニエスbの黒いブラウスのボタンがちぎれたP148 音楽はハウスからバネッサ・パラディに変わる P162
  • 2025年8月22日
    出版という仕事
    触ることも、見ることも、読むこともできない 「見えない本」を「読める本」にし、それを届ける。これが出版の仕事です。P62
  • 2025年8月21日
    出版という仕事
    紙の本であることそれ自体が希少である。その希少性とは、触れることができる、実際に存在するという「確かさ」です。P18
  • 2025年8月20日
    出版という仕事
    出版界はきびしい、それは間違いありませんが、出版をめぐる現場の動きは活況を呈している。というか、かつてない盛り上がりを見せているのです。P197
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