カラー版 本ができるまで 増補版

22件の記録
- momiji@momiji_book2025年6月21日読み終わった印刷・製本を中心に印刷技術の始まりから現代まで、分かりやすくまとまっている。デジタル化しているとは言え、沢山の工程により書籍は生まれるのだと改めて愛おしくなる。 紙の本は売れないなど言われているが、子ども達への希望で締め括られており、ポケモン図鑑を嬉しそうに持ち歩く甥のことを思い出した。
- みつ@m-tk2025年5月4日買った読んでる---「本の第一義は、本文紙に印刷された文章や数式の内容でしょう。でも同時に本は、紙やインキやクロス、革、ノリなどでつくられたモノ(マテリアル)でもあります。モノにはモノだからこその魅力があります。それは表紙を包むクロスや革の匂いや手触り、あるいはその本を贈ってくれた人の思い出かもしれません。その人を思い出すためだけに本を手に取ることもあるでしょう。それができるのは、本がモノだからです。私は本書の初版で栗津潔印刷博物館初代館長が述べていた『いかに情報技術や産業が栄えても、人類はけっしてモノを捨てない』という言葉に強く共感します。私たちにはそれが絶対に必要だと思うからです」