
由月
@yutsuki
好きな本の話を聞くのが好きです。もっと活字に触れたい。
- 2026年6月4日
読み終わったとても面白かった。晩年のドイルが心霊主義に傾倒していたことは知っていたけれど、その背景に精神疾患を患った父親の存在や、家族や親しい友人との度重なる死別があったことは知らなかった。亡くなった大切な人たちと再び言葉を交わせると信じることは、彼にとって大きな慰めだったのだろうと思う。 生きていると辛いことや理不尽なことはたくさんある。だからこそ、そうした世界に心惹かれる気持ちは、単純に「非科学的だ」と嘲笑できるものではないように感じた。 ドイルが死後の世界を信じたまま、「私はたくさんの冒険をした。これから新しい冒険に行く」という趣旨の言葉を残して亡くなったという話も印象的だった。どこか、私が好きなシャーロック・ホームズ作品の読後に感じる晴れやかさと重なるものがあった。 また、ホームズのモデルとして知られる恩師のベル博士が、ドイルの選挙活動の応援演説をしていたというエピソードも面白かった。師弟のつながりが感じられて、なんだか嬉しくなった。 それにしてもドイルは本当に色々な冒険をしてる。船医になって航海に出たり、作家として名を挙げたり、軍医として戦争に行ったり、選挙に立候補したり、勲章貰ったり、まだ目新しかったスキーだの自動車だのを乗り回し、家畜殺害の容疑で捕まった青年の罪を晴らすため捜査をしたり。有名な「アガサ・クリスティ失踪事件」の時もクリスティの手袋を借りてそれをサイコメトラーに見せて捜査したりしていたらしい。バイタリティが凄すぎる。小説の中の人物か? - 2026年4月15日
- 2026年3月31日
上田敏全訳詩集 (岩波文庫 緑 34-1)上田敏,山内義雄,矢野峰人かつて読んだ - 2026年3月30日
人間の大地サン=テグジュペリ,アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ,渋谷豊かつて読んだ『━━わたしはそこで、黒い竜たち、青白い稲妻の髪をいただいた峰峰と対決し、やがて夜になれば解放されて、星々のなかに自分の道を読み取るだろう』 - 2026年3月30日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子かつて読んだ映画を観たので再読。 主人公のキャラが人間味があっていい。 己が片道切符で危険な任務に送られる時に「子供たち(教え子)がいるから行けない」と言うのは誰がどう見ても言い訳だ。だって真に子供たちの為を思うならむしろ任務に参加すべきなんだ。彼が任務を拒否することで子供たちの半数は餓死するかもしれないんだから。 あそこは、「子供たちを含む地球全人類なんかより、自分の命の方が大切だ!!」と叫ぶべきだった。当たり前だ。人間誰しも自分の命が一番大切なんだから。そう言ったって誰も彼を責められない。(それで任務が免除されるとは思えないが。) でも、主人公はそう言わなかったし、言えなかった。 そういう主人公のキャラがすごく良い。 ----------------------- もし自分が同じ立場になったとして、何が何でも地球に留まり(それが許可されるかは不明)破滅していく世界を何処かに隠れながら見て、教え子たちがどんどん死んでいくのを無視しながら、「これは自分の臆病さが招いた地獄なのか?いや自分には無理な任務だったんだ。誰か他の優秀な科学者が世界を救うはずなんだ。救えないと言うのなら、それはそいつの責任なのだ」と死ぬまでみじめに苦しみ続けるかもしれない。 ----------------------- 己が一番可愛くて自分の命が一番大事なのが自然な人間で。 作中に(そこそこ)出てくる、「人類のために命を捧げる覚悟決まっている人達」が、むしろ僕は怖かった。 - 2026年3月23日
- 2026年3月23日
- 2026年3月22日
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