おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

4件の記録
たご@clan_19672026年4月26日読み終わった再読誰かをこき下ろすときの高揚感は、人前で何か自分の意見を発言する時の気の昂ぶりに似ている。もっと誰かに聞いてほしい、もっと印象的な言葉で、もっと人の心に残ることを。むくむくと湧き上がってくるその感情は、いつしか本人にも制御不能になっていく。それは激しい怒りに近い。ある日突然、なんのきっかけもなく、私たちを呑み込む。それでも私たちは生きていかなくてはならないのだ。自分の、あるいは誰かの悪意に呑み込まれたって、生きなければならないのだ。







