ナチュラルボーンチキン

9件の記録
- talia@talia0v02025年4月14日読み終わったす〜〜〜ごく良かった。 気になる人は活字としても朗読としても試し読み(/聞き)ができるらしいので試してください。嫌な感じがなかったらそのまま五分くらい自分のルーティンの中に組み込んでほしいです。なろう的なお題にすると『45歳事務職がホスクラ通いの20代同僚に出会ったら人生変わった!』です。 https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/103024/ 退屈な人生、変わらないルーティンを愛する浜野さんが平木直(ひらきなおり)と出会うことで文字通り人生がガラリと変わる物語なのですが、代わるきっかけが平木さん単体に依存するわけでもなく、変化というのも人生が壊されたり革命のようなものが起きるわけでなく、むしろ浜野さんは紆余曲折あって今のルーティン生活を愛しているのですが、40代になってこんな変化があるかもしれないのなら、人生ってもっと明るくて、楽しくて、楽しみなものじゃん!という希望を胸に抱かせてくれる物語でした。 作者金原ひとみさんが帯にも書いてる「この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です。」の言葉がしっくりくる。というかなんで、この世には中年女性の表象がまだまだ少ないんだよ。と思う人にぜひ読んでほしい本です。「私だ!」てなる部分が少なからずあると思う。 聞き終わった勢いで書いてしまった…なんか改めて書きたい気もするけどひとまずは以上です。 金原ひとみさんの他作品を読みたくなりました。おすすめ!
- もちこ@mochi_books2025年3月21日読み終わった中年はどう生きるかみたいな本を最近よく読むなあ 不妊治療したことないけど聞いてるだけで辛かった、、男が勃たないことにはセックスはできないし子供もできないのでどうしても男性優位な社会になりやすいのだな結局おちんに振り回される我々は動物。動物らしく図太く生きていこうっと
- あんとに@antoni2025年3月11日読み終わったAudibleで聴いた。 ナレーターさんの声がいい。 金原さんの表現はのびやかで聴き心地がいい。 淡々と過ぎる毎日は、こういう過去の反動があったから。 それまで波のない毎日に友達のスパイスくらいの日々の話だったのが、10年前の回想部分は読者の私も心がザワザワした。辛かったよね、辛かったよね、と声をかけたくなった。でも本当の友達にいたら、そんな安易な言葉じゃいけない気がして、私だったらどう声をかけるだろうと考え込んじゃった。 そんな色々があった主人公が、マサカさんと出会って、箱に押し込めていた自分を戸惑いながら解きほぐしていく姿が愛しいなと感じた。