おかしな本棚

7件の記録
鷲津@Washizu_m2026年3月28日わたしの本棚『あるとき、どうも自分は本が好きなのではなくーーいや、もちろん本も好きなのですがーー本当に好きなものは本をおさめた本棚や本立ての方ではないかと気がついた。そこには本が並んでいるということ。一冊ではなく、二冊、三冊と背中を並べていること。その並びが、どんなふうに並んでいるのか、どの本とどの本が隣り合わせになっているのかーー。』 . こんな素敵な文章で始まる吉田浩美さんと吉田篤弘さんの本 ご夫婦の蔵書をテーマをつけて並べられた美しい本棚の写真がたくさん掲載されています . 私も本棚が好きという感覚は、とても共感出来るもので、家の本棚も作者別ではなくテーマ別で結構並んでいます。何故この本の隣にこの本を置いているのか、それは私しか知らない秘密。独立書店に行った時に棚の並びを見るのが好きなのも、店主の秘密を探りたい…そういうところにあるのかも知れません . 吉田さんに倣って、家の本棚の一部を紹介します . 「科学大好きの本棚」 . 『世界不思議百科』コリンウィルソン 関口篤訳 青土社 『ヴォイニッチ写本の謎』ゲリーケネディ ロブチャーチル 松田和也訳 青土社 『暗号解読』サイモンシン 青木薫訳 新潮社 『サイエンス・インポッシブル』ミチオカク 斉藤隆央訳 日本放送出版協会 『4%の宇宙』リチャードパネク 谷口義明訳 ソフトバンククリエイティブ 『ケプラー予想』ジョージGスピーロ 青木薫訳 新潮社 『宇宙の定数』ジョンDバロウ 松浦俊輔訳 青土社 『八匹の子豚 上下』スティーヴンジャイグールド 渡辺政隆訳 早川書房 『オリジン 上下』ダンブラウン 越前敏弥訳 角川書店 『アフターマン』ドゥーガルディクソン 今泉吉典訳 ダイヤモンド社 . 暗号、物理、宇宙、進化論、オカルト…非常に偏った本ばかりで誰も興味ないと思いますが、科学好きには堪らない本ばかりなんです。『オリジン』はエンターテイメント小説で科学書ではないと言われそうですが、小説に登場する科学者、ジェレミーイングランドは実在の方で、この方が提唱する「エントロピー仮説」ー生命の誕生に関する仮説ーは、唯一この小説でしか紹介されていないので、この本棚に並べています . 人それぞれ、人の数だけ本棚があると思います。皆さんの本棚のテーマも教えてくださいね



ユメ@yumeticmode2014年8月2日かつて読んだ感想いつもの架空の世界ではなく、(ほぼ)実在するものが並ぶ本棚の背表紙を眺める本。金曜日の夜の寝しなに読むのがよい。逸る心を緊張が牽制する。何と言ってもあのクラフト・エヴィング商會の本棚を見られるのだから。いざ頁を開くと、大変「本棚欲」が高まって困る。森の奥の本棚、金曜日の夜の本棚、美しく年老いた本棚、どれもこれも作ってしまいたい。『おしてもだめなら』であいうえおの海を泳ぐ。『CLOUDS NOTE』に溢れるインスピレーションの心地良い刺激。まだ見ぬ『クラウド・コレクター』の世界への憧れが募る。 しかし、この本が教えてくれる一番の愉しみは、まだ読んでいない本が本棚に並んでいるということだ。いつも感じていた積読の幸福を、こうして語る人に初めて出会い、共感してもらえたような喜びに震える。「なにこれ」「最高」なこの本を、とっておきの本棚と、いつまでも読んでいたい本棚に並べよう。 それにしても、「波打ち際の地図」という表現は、現実と架空の曖昧な狭間を揺蕩うクラフト・エヴィング商會の魅力にぴったりだ。




