百年泥

百年泥
百年泥
石井遊佳
新潮社
2020年7月29日
9件の記録
  • ぴぐ
    ぴぐ
    @pgmn
    2025年11月3日
    第158回芥川賞受賞作。 百年に一度の洪水によりチェンナイに溢れた泥と、泥と一緒に地上に姿を現したあらゆるものたち。リアルも時空も反復横飛びしながら橋を渡りつつ物語が進んでいくのが楽しい。 今年の関西万博を期にガルシア=マルケスの「百年の孤独」を読みマジックリアリズムの存在を知ったこと、インドに滞在する友人から「百年泥」という小説の存在を教えてもらったこと、その「百年泥」がマジックリアリズムの様態であり、かつ1970年の大阪万博記念コインが登場すること、自分の中にあったそれぞれの点がこの小説を通じて繋がっていくのも嬉しかった。 それこそ本文の中で「どうやら私たちの人生は、どこをどう掘り返そうがもはや不特定多数の人生の貼り合わせ継ぎ合わせ、万障繰り合わせのうえかろうじてなりたつもの」と表しているように、いろいろな繋がりが自分を構成していく瞬間を改めて感じると、ぐらついていた土台がちょっと固まるような気さえしてくる。 せっかくなら大阪万博の開期中に読みたかったし、百年の孤独と合わせてフックアップされて欲しかった。 とはいえ万博が開かれた2025年中に出会い、読むことができたので自分の中ではセーフ!
  • ぴぐ
    ぴぐ
    @pgmn
    2025年10月14日
  • まる
    まる
    @hon_yomuyo1212
    2025年7月19日
  • ぴぐ
    ぴぐ
    @pgmn
    2025年6月15日
  • 夏しい子
    夏しい子
    @natusiiko
    2025年4月6日
    読み始めの頃のイメージでは主人公は痩せ型のメガネをかけたモテなさそうな女性という感じがしたが 美人で無口という事が出てきてからガラリと読んでいる感じまで変わってきた。 デーヴァラージは主人公主観で見ていた時は不良っぽい悪い奴なのかと思っていたが 苦労してきた好青年だったのが分かってきて少し切なくなった。 人魚のお母さんの話は、別の物語としてもっと長く読んでみたかった。
  • coltrane
    @cbd12864
    2025年3月12日
  • coltrane
    @cbd12864
    2025年3月11日
  • さてつ
    さてつ
    @namunamu0305
    2025年3月11日
  • 芽
    @may
    2025年3月5日
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