ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)

ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)
ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)
桜庭一樹
文藝春秋
2017年11月9日
6件の記録
  • ☁️
    ☁️
    @mmccxx
    2025年10月28日
    バンブーという架空の種族を題材にした3つの連作短編集。どれも良かったけど一番好きなのは『ちいさな焦げた顔』。 “ねぇ……。ムスタァ。あの場所で。平和の空、で。さきにいってしまったすべての人と、ぼくらはまた会えるんだよね。ムスタァ。洋治。姉さん。ゆう先生、妻、子、初恋の女の子、ニータ。たくさんの愛すべき人たち。そして、ずっと言えなかった言葉も、そのとききっと伝えられる。謝罪も、愛の言葉も、感謝も、もっと一緒にいたかつたという気持ちも。手遅れなことはなにひとつない。償えない罪もない。また会えるから。(…)年を経たいま、ぼくはそう信じたくなっていた。そうでなければ取り返しがつかなすぎるだろう。失ったものが愛しすぎるだろう。かつても、いまこのときも、ぼくはこうやって失い続けてるから。だから。“P.192-P.193『ちいさな焦げた顔』
  • kbcy
    @kbcy
    2025年9月7日
  • やひろ
    やひろ
    @ty23yhkih
    2025年8月1日
  • 肉
    @sa_rami030
    2025年7月5日
  • 傘
    @umbrella__um
    2025年3月10日
  • 洋治が処刑される時の「すべてを受け入れよう」が一番印象的で悲しかった 登場人物の誰一人として悪くない物語の中で、人間の愚かさとバンブーの温かさと冷たさが驚くほど多様に表現されていた やっぱり桜庭さんの作品は冷たくて心地良い どこか遠くて冷たい場所に連れて行ってくれる気がする
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