グレイラットの殺人 ワシントン・ポー (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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- ヨル@yoru_no_hon2024年12月22日買った読み終わった読了700p越えの海外文学ミステリ読了。シリーズ4作品目もおもしろかったああああ。娯楽としても十分におもしろく読めるのだけど、実際にあった事件や歴史と、現代社会の事件の特徴や闇をうまく絡めているところが、さらに興味をそそられるポイントでもある。キャラクターたちも個性豊かでおもしろい。シリーズものなので、ぜひ1作目の『ストーンサークルの殺人』から読んでほしい。(1作目の破壊力がすさまじいのだ......3作目のキュレーターの殺人は後半のまさかのショックが大きい......)偏屈で頑固 者で敵も多くつくっちゃうポーだけど、人柄の良さが滲み出るところがたくさんあり、相方のティリーもポーに救われた1人。ポーとティリーのコンビがたまらんぐらい最強なのだ。次第にポーの周りには有能な女性ばかりが多くなっていて、彼女たちに翻弄されるポーの反応を見るのもまたおもしろい。