ガザについて歴史は何を語りうるか
6件の記録
ゆたんぽ山@yutanpoyama2026年1月24日読み終わった2023年10月7日に始まったイスラエルによるガザでのパレスチナ人虐殺を前に、急ぎ書かれた論考。過去の歴史書の記述や知識人の発言を引きつつ、現在進行中のジェノサイドについて様々な角度から考察されている。 被差別側であったユダヤ人がいかに“西洋側(白人側)”に属する形になったか、シオニストがホロコーストの概念をパレスチナ占領の正当化のためにどのように利用したか、ドイツが頑なにイスラエルを支持する理由など、私がジェノサイド開始以降不十分だけど少しずつ学んできた知識に、もう少し説得力を与えてくれる感じがして、頷きながら読んだ。早尾貴紀氏の補足的側面もある解説も必読だと思う。 より専門的で、詳細な分析がなされた書籍は他に多くあるだろう。でもそれらに少し難しさを感じることもある私のような、パレスチナについてもっと知りたいと思い学びつつもあまり自信の持てないような読者にとって、とても力になってくれる本ではないかと思う。そしていまだにイスラエルを支持し「ハマスがすべて悪い」と思っている人がいるなら、その人にこそ読んでもらってどう思うか聞いてみたいようにも思う。 「中東の歴史や情勢には、これまでほとんど関心をはらってこなかった。」とあとがきで述べている翻訳の渡辺由利子氏には敬意を表したい。自ら学び本書の翻訳企画を出版社に持ち込まれたことは、とても大きな行動だと思う。
hina@hina13f2026年1月7日読み終わったあらゆる場所に、パレスチナのために(それは自らの生きる世界のためにと同義であるが)、やるべきことを探し、実行している人がいる。 イタリア出身の著者も、イタリア文学を学ぶ訳者もその一人だ。 目的は、完璧な情報を発出することではない。警鐘を鳴らすこと。抵抗をすること。 早尾貴紀さんの解説が、軌道修正してくれる。 以下、その解説から引用。 おわりに ガザ・ジェノサイドとどう向き合うのかは、パレスチナ人とイスラエル人の課題であるだけではない。シオニズムを生み出し、イスラエルを支え、オスロ合意に乗ってきた世界の課題である。















