付箋を貼った箇所を拾い読みし直し。 戦略ストーリーをつくるときに不可欠なのは、「独立自尊であること」（P98） 「長期を見据えた戦略ほど、客観的なエビデンスやファクトでは説明が難しくなる」（P132） 僭越ながら、これまで自分が考えてきたことを支えてくれる論考が並んでいて、読んでいて気持ちがよくなりました。やはり経営というのは難しいものだと考えておく方が良いのだろう。 と考えていると、同じ著者による『絶対悲観主義』を思い出しました。どうせうまくいかないから。そう考えておく方がよいというのは、そもそも経営自体の難しさから導かれる当然の帰結なのかもしれません。

楠木先生の戦略論、経営論の短編を一気に読める良書。 この本の中で、自分の働いている会社についても取り上げられているので、より深みを持って楽しむことができた。 戦略とは、違いをつくる。