頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

11件の記録
- 読書@tmg-egg2025年5月6日読み終わったやっと最後まで読み終わった。 異形コレクションで読んでいたのもあって「禍 または2010年代の恐怖映画」が一番お気に入りだった。 表題作もおもしろかった。 パンチが効いていたのは自作解説。
- ぽんかん@ppp_ponkan2025年3月22日かつて読んだ短編集 なんていうか、読み口がヒトこわ系に近い気がする。 やばい人間が襲ってくるって意味ではなくて、ちょっと遠ざけてしまうような人とこわいものに関わりがあって、そこに怖さを見出している形っていうか… 「鬼 または終わりの始まりの物語」はちょっとしんみりしちゃったな
- amy@note_15812025年3月6日かつて読んだ感想澤村伊智澤村伊智氏の『異形コレクション』に寄稿した短編を集めた短編集に書き下ろしを1本加えた新刊 澤村氏は過去にセンスオブジェンダーも受賞した作家だけれど、どの作品にも通底するのは恐怖という原始的な感情が差別や偏見とニアリーで取り扱いを間違えると容易にそこまでの動線になってしまうっていうところを書いているのがいいなと思うし、ホラーをつくる人にはそのあたりには自覚的であってほしいと個人的に思うが、自覚的な人ってマジで少ないんよな。悲しい そういう視点があるからなのか自分の加害性や権力に無自覚な人のイヤさを書くのがうますぎる。こういうやつ、リアルでもネットでもおる!イヤ!うぎゃ!みたいな人物造形がうますぎる… 文章も読みすくて過剰な演出みたいなのがなくて、それが淡々と恐怖を増していて好き