真昼なのに昏い部屋

11件の記録
- kni@hcaebehtel2025年3月10日読み終わった人形の家かも フェミニズム文学かも 江國香織めちゃくちゃ文章好きだけど内容はそこまでなるほど…みたいなこと多かった(ちょっと女性版村上春樹みたいなとこある)けどこれはかなり↑の感覚でのれた 不倫は良くないの心って法的拘束力のせい?倫理とは?といった己の固定観念も揺さぶられたからすごい その信念受け入れていいのか?みたいなところあるからもう少し煮詰めたい この感性を持っていることを思い出させてくれる人間同士 "アナーキー" な人間たち 側のことがだいぶ好きだから寄ってしまう 結局自立する=真理をみつける 自分を見つけ直す女の姿が好きだからマジ?の気持ちも大いにあるが最後自分で決断した美弥子のこと好きだよ 力こぶ絵文字送ってくれる離婚歴ありのともだちかよちゃん←ラブ 「普通」にのれる人 のれたけれど途中で気がついた人・・・「自分の人生」の存在に 『所有物』だった女の反抗に慌てふためくさまが小気味よい お前は気がつかないんだろうね 別に恋愛至上主義ではないので最後も鳥籠のなかから解き放たれた鳥となった・・・小鳥のように見えない でいいじゃん!になった 自分が思う好きな場所に行ってな、美弥子。全部自分で決めていいんだから。 好き文章:単行本版p.152
- 猫@mao10122022年12月23日読み終わったかつて読んだ自分の世界の中で、その世界に疑問を持たず暮らしてきた人妻が不倫という世界の外に飛び出していってしまった。 自分の世界の中が全てで、その「世界」だけが己の全てだと思い込む感覚はとてもよく理解できる。 ずっとそうやって生きてきた人間は、外に飛び出していけば勢いよく飛んでいってしまう人が多いように思える。 そしてそうして強くなった小鳥をみたジョーンズの想いにゾッとした。 世界の外に連れ出した張本人は最終的に、手に入れたら冷めてしまった。人間の残酷さ、愚かさを感じた。 これから美弥子はどうやって生きていくのだろうか? 狭い世界から連れ出してくれたジョーンズに、感謝しているのだろうか。 真面目な人ほど殻を破ると止まらないし飛び出したあとの活力が凄まじい。そして肝心な外に連れ出した張本人(浮気相手)は外に飛び出して行った彼女に魅力を感じなくなる。 人の愚かさとエゴイズム...結局人間は、影のある人や危うい立場にいる人間に魅力を感じ過ちを犯すのだと思う。浮気性の人は、恐らくそこに愉悦や快楽を見出すのだ