僕が神さまと過ごした日々

7件の記録
- まめご@mmg_862025年9月30日読み終わった映画「アメリ」で知ってからずっと好きな、ミヒャエル・ゾーヴァが挿絵を描いた本。 図書館で未読のものを見つけて借りてきた。 ミュンヘンで物書きをしている中年の「僕」がある日突然現れた「神さま」と過ごした、シュールで少し可笑しくて温かな日々の物語。 この神さま、全知全能の創造主のはずなのに迷ったり落ち込んだり、毎晩のようにシャンパンを「かっくらって」200億年ぶりに胃を悪くした挙句、「僕」に「あの胃薬の効果はどう思う? なんとかブロックってやつ」と聞いてきたりして、とても人間臭くてチャーミング。 シャンパンの空き瓶をきちんとリサイクルコンテナに出しに来るところも良い。 チャーミングといえば、「僕」がいつも連れている「事務ゾウ」も可愛い。 体長25センチほどで人懐っこく賢い。台所の引き出しの片付けもやってくれるし一緒にビールを飲んでもくれる。 私の前にも事務ゾウが現れてくれないかなー。 神さまとの日々を経た「僕」にほんの少し変化が起こったように、読み終わったらちょっと気持ちが明るくなったような気がする、そんな1冊だった。 日々の生活にやさぐれそうになったらまた読みたい。
- しずく@nyanko25252025年9月21日読み終わった図書館で借りたハッケandゾーヴァ!ゾーヴァ大好き! ハッケさんは、寄生蜂の生態を知ってショックだったのかしら。 私も『大きなどおでもええ』をくすぐり倒したい。 それと『事務ゾウ』めちゃくちゃ可愛い。我が家にも来て欲しいけど、愛猫達と喧嘩するかも。
- ricochet@ricochet2025年5月7日読み終わった借りてきた「ちいさなちいさな王様」の、ハッケ&ゾーヴァによる大人の童話。テーマが神さまそのものであり若干馴染めないところもあるが、王様によく似た神さまなので愛嬌がある。引出しの中の世界はもうちょっとどうにかならんかったんかとは思うけども。ハッケの日常と隣り合わせのとぼけたファンタジーとゾーヴァの絵はやはり相性が良く、心が和む。 ちなみに表紙の猫ちゃんは別に舎弟というわけではなく、これで商売をしているのか、はたまた単に他生物が煙草を吸ってるところを見たいだけなのだろうか。