夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす

夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
池谷裕二
講談社
2024年3月28日
7件の記録
  • 人間の網膜にはシャコなどと違って黄色を見る機能はなく、赤青緑の三原色の合成で他の色を補っていることを差して「君たちの見ている黄色は実はすべて幻覚だ」とする表現が面白い
  • すごくサラッと流されたんだけどモルモットの腸で人工知能を作ったって話何?すっごいな
  • タイトルは一見ゴミみたいだがミスリードであり、内容はポピュラーサイエンスの王道。オールタイムベスト。高校生への講義という形で現代脳科学の面白実験面白トピックをこれでもかとぶちこみ常識を土台から揺さぶる、科学啓蒙書のお手本。 話の流れは「私の見る現実とは脳により構成された夢である」という脳科学の入門本では定番の認識を土台に、いかに脳というものが現実をでっち上げているかの仕組みを丹念に語っている。 そこから自我や現実というものを解体していき、人工知能と脳の共通性、人工知能研究を通して浮かび上がる人間性といったハードな話題にも切り込んでいく語り口の鮮やかさが凄い。 人工ニューロンとモルモットの腸の収縮が同じ関数で従っていることから、腸を使った人工知能回路を作ったという話がインパクトが特に凄かった。 タイトルの「夢を叶えるために脳はある」とはつまり夢=現実を作る存在としての脳を端的に表した表現でしょぼいビジネス書の標語ではないんですよ、という種明かしも納得感がある。 現実が脳により創造されたものでしかないというところから科学哲学よ宇宙論、生命論にまで手を伸ばそうとしているが、明らかに飛躍がある。しかし心地よい飛躍であり、啓蒙書に人が求める常識解体の愉しさがぎっしり詰まっている。
  • 隅田川
    隅田川
    @20250628
    2025年7月19日
  • サイモン
    @brompton
    2025年6月23日
  • えだ
    えだ
    @rh7
    2025年3月14日
  • Encensoir
    Encensoir
    @Encensoir
    1900年1月1日
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