蜜柑・尾生の信 他十八篇

蜜柑・尾生の信 他十八篇
蜜柑・尾生の信 他十八篇
芥川竜之介
芥川龍之介
岩波書店
2017年5月18日
9件の記録
  • 快勝
    快勝
    @big_robster
    2026年9月29日
    読んだことあるのとないのが半々くらい 「老年」はごく初期の作だというが、やわらかく張り詰めた文章がとても良かった 彼の皮肉は諧謔に染まりきらず、批評家という存在に対する新鮮な驚きが感じられておもしろい
  • 快勝
    快勝
    @big_robster
    2026年9月26日
  • 芥川龍之介の鬱屈としていない短編を求めて。 手元にある文春文庫の『羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 他十八篇』と被りがひとつもなくて感動している。そしてこの本が560円で今回買った岩波文庫の方が700円であることに驚いている。
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2025年10月17日
    「それから幾千年かを隔てた今、この魂は無数の流転を閲して、また生を人間に託さなければならなくなった。それがこう云う私に宿っている魂なのである。だから私は現代に生まれはしたが、何一つ意味のある仕事ができない。昼も夜も漫然と夢みがちな生活を送りながら、唯、何か来るべき不可思議なものばかりを待っている、丁度あの尾生が薄暮の橋の下で、永久に来ない恋人を何時までも待ち暮らしたように。」 誰かが待っている、そのシーンを思い浮かべること。そうすると、いつまで経ってもやって来ないことに気づく。 ゴドー、Godot、Dの到来(『力の交換様式』柄谷行人)によるGod Dot (神、点を打つ)。 そこに誰かが来てしまっては、 どこか虚しさを感じるからじゃないか。 打たれたときがピリオドだから。 待つという行為には、快楽が含まれている。 魂というものは、いじらしい精密機械なのか。 死ぬ間際の芥川には、その歯車が透けて見えていたという事実。
  • hokke
    hokke
    @konkonkon
    2025年7月18日
  • hokke
    hokke
    @konkonkon
    2025年7月18日
  • 読書猫
    読書猫
    @bookcat
    2025年3月17日
    (「蜜柑」抜粋) “やっと隧道(ずいどう)を出たと思う──その時その蕭索(しょうさく)とした踏切りの柵の向うに、私は頬の赤い三人の男の子が、目白押しに並んで立っているのを見た。彼等は皆、この曇天に押しすくめられたかと思う程、揃って背が低かった。そうして又この町はずれの陰惨たる風物と同じような色の着物を着ていた。それが汽車の通るのを仰ぎ見ながら、一斉に手を挙げるが早いか、いたいけな喉を高く反らせて、何とも意味の分らない喊声(かんせい)を一生懸命に迸らせた。するとその瞬間である。窓から半身を乗り出していた例の娘が、あの霜焼けの手をつとのばして、勢いよく左右に振ったと思うと、忽ち心を踊らすばかりの暖な日の色に染まっている蜜柑が凡そ五つ六つ、汽車を見送った子供たちの上へばらばらと空から降って来た。私は思わず息を呑んだ。そうして刹那に一切を了解した。小娘は、恐らくはこれから奉公先へ赴こうとしている小娘は、その懐に蔵していた幾顆(いくか)の蜜柑を窓から投げて、わざわざ踏切りまで見送りに来た弟たちの労に報いたのである。”
  • あかね
    あかね
    @inside24412
    2025年3月14日
    蜜柑
  • hokke
    hokke
    @konkonkon
    1900年1月1日
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