キネマ探偵カレイドミステリー

キネマ探偵カレイドミステリー
キネマ探偵カレイドミステリー
斜線堂有紀
光文社
2025年3月19日
10件の記録
  • walkalone77
    walkalone77
    @walkalone77
    2025年4月12日
    図書館本。既刊3冊をすっ飛ばして読んじゃいましたがよい作品。
  • のーとみ
    @notomi
    2025年4月7日
    斜線堂有紀「キネマ探偵カレイドミステリー 会縁奇縁のリエナクトメント」読んだ。斜線堂有紀のデビュー作「キネマ探偵カレイドミステリー」全3巻の7年半ぶりの続編にして、ひとつの物語の終わりというか、物語全体を通して描かれていた謎は全て解かれて、引きこもりだった嗄井戸君は外に出られるようになって、ミステリとしては完結していたけれど、この小説のもう一つのテーマでもある大学生小説という部分について、きちんと終わらせるために書かれたのが、多分、この本なのだと思う。この本の発売記念サイン会&ミニトークで作者本人も「前3作は、丸ごと大学時代に書いたもの」と言って、更に「登場する映画は全部、卒論のために集めた資料の中にあった映画で、どうせなら全部小説のネタにしちゃえと思った」と言っていた。本当に斜線堂有紀の大学時代をパッケージにして、そこにミステリをぶち込んだ作品だったわけだ。 でも、まだ作中の名探偵、嗄井戸君も助手の奈緒崎君も、まだ大学在学中で、彼らがきちんと未来に向き合うためには、もうひとつ物語が必要になる。この連作短編集の最後の作品「会縁奇縁のリエナクトメント」は、「ずっといつか世に出そうと原型の原稿を大事にとっておいた」とあとがきに書かれていて、このモラトリアムの終わりを見事にハッピーエンドとして書いた物語が世に出ないと、斜線堂さん自身のモラトリアムの時間が終わらなかったのだ。そういう小説だから、その肌触りは、凄く栗本薫「ぼくらの気持ち」に似ている。また、それは映画版「ネムルバカ」のようでもあるし、もし完結していたら橋本治「人工島戦記」だったり、木原敏江「摩利と新吾」の後半だったり、青崎有吾「ノッキンオン・ロックドドア」だったりといった、大学生小説とでも名付けたい、ひとつのジャンルがあるんじゃないかという気にさせる。いわゆる学園ものは、主に中高を舞台にするから、その環境自体をいくらでも特殊な設定にできるし、その中での人間関係もスクールカーストみたいに一般化出来るから、閉鎖空間としてドラマが作れる。でも、大学生は外と簡単に繋がれるから、特殊設定や極端な人間関係が描きにくい分、物語が等身大にならざるを得ない。そうなるとテーマは時間と決断になって、何かを決める、何かを終わらせる、何かを始める物語を書くのにとても適した舞台になる。逆に言えば、決定的に物語の終わりを書かなければならないジャンルになるから、ラノベや長編マンガには向かない。まあ、大学教授や職員を主人公にすれば、終わらないミステリを書けるんだけど(ex 探偵ガリレオ)。 もちろん、キネマ探偵シリーズも、この先、探偵になった嗄井戸君とカメラマンになった奈緒崎君のストーリーは書けると思うけど、それはもう決定的に違う物語だ。その辺を見事に書き分けてるのが西尾維新「化物語」シリーズで、だから、モンスター・シリーズ以前と以後ではハッキリ違う物語になってる。大学時代に物語を終わらせられなかったツケを払う物語が青崎有吾「ノッキンオン・ロックドドア」だったり。そう考えると、斜線堂さんのこの決着のつけ方は、それがデビュー作だったという事情もあったとは思うけど、大学生小説の金字塔と言っていいくらいの見事さだ。タイトルもリエナクトメント(再演)と、皮肉を効かせつつ泣かせたり。ほんと上手いなあ。そういえば、この作品、斜線堂ミステリとしては珍しい、ある種のコージー・ミステリじゃないか?
  • ちょ
    ちょ
    @slamp_3015
    2025年4月6日
    嗄井戸は奈緒崎くんが何かあった時には怖いかもしれない外に出て探してくれるんだな キネフォル後少しづつでも外に出ようとする嗄井戸に安心した 途中の2人のすれ違いにちゃんと話して欲しいと思ったけど最後すごく良かったなあ 奈緒崎くんが嗄井戸に持ってくるお土産をちゃんと棚に並べて置いてる嗄井戸可愛い ジャーロで連載していたお話の事件が某あの人を思い起こさせるものが多かったので何で…となったりした
  • 伊東
    @yttrium00001
    2025年4月6日
  • めじ
    めじ
    @meji
    2025年4月3日
  • ヤヲラ
    ヤヲラ
    @Yawora_0302
    2025年3月24日
    七年間ずっと待っていた物語でした。 真っ先にあとがきを読んで胸を熱くし、「マジか、だよな」という台詞を読んだだけで涙が出たことに驚きながら笑いました。 待ち続けて良かった。彼らの新しい始まりに立ち会えて本当に良かった。  斜線堂先生、今までもこれからも大好きです。
  • 藍
    @ranfuyutsuki
    2025年3月22日
    久しぶりに会えた奈緒崎と嗄井戸。一度完結した物語のその後が楽しめるのすごく贅沢だな…。
  • light
    light
    @rex8531lost
    2025年3月19日
  • メト
    @mtomto_re
    2025年3月15日
    めっっっちゃ読みたいけど、スペースないから文庫本になってから買いたい……何年でも待つので……。
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