エモい言葉の日常

エモい言葉の日常
エモい言葉の日常
蒼井ブルー
フォレスト出版
2024年9月20日
6件の記録
  • 游
    @01too
    2025年5月24日
    「いいものに触れると好きな人のことが思い出されます。この現象も恋をしているときならではのものでしょう。」p13 ー教えたい・知らせたい、は好きだしずっと口実を探しているような。 「やはり人と人は話をしないといけませんね。いまより関係を深めようとするなら。」p23 ー本当に伝えないと伝わらないし、それでも言葉はまあまあ無力。 「ぼくには好きな人から言われたい言葉がもうひとつあります。それは、名前です。」p25 ーお互いの名前を知っているという奇跡。産まれて最初に贈られる宝物に触れるということ。 「世界でいちばん好きでした。すごくないですか、家族でもないくせにいちばんだなんて。 それなのに、それくらいの人だったのに、彼女がいまどこでなにをしているのかわかりません。連絡先も知りません。人と人のつながりって、変ですよね。」p43 ー恋人でなくとも、離ればなれになってしまった関係は本当にあっけない。別れはめっぽう苦手。 「そもそもなぜその人とお茶やごはんに行きたいのかーーー会いたいからですよね。」p69 ー大人になって気付けば「ご飯いかん?」「飲み行こ!」って誘い方になってたな、、、と自省。 会いたい人には会いたいと言わないとですし、会いたいと言われた方が嬉しい。 「心の余裕というものは管理することがなかなか難しいものです。(中略)だからあらかじめルールを決めておきませんか。心に余裕があるときは助ける、ないときは助けを求める、と。」p83 ー心の余裕がある時は大体のことがうまくいく(気がする)し、ない時は大体ダメ。支え合って生きたいね、持ちつ持たれつの関係でね。 「だれかへの気持ちがわからなくなったときは、その人といるときの自分の姿を見つめてみるのがよいと思っています。」p103 ーその人といる時の自分を好きでいれるか。誇れるか。 「だれかと一緒にいたころによく聴いた曲は、自分たちの曲、自分たちのものになりますよね。聴けば当時の映像までもが脳内で再生されます。」p129 ー気付けばそんな曲がたくさん溢れてて、幸せだったり悲しかったりするな。 「次の約束があるだけで、胸に希望を抱くだけで、人生は最高になります。なるほど、子供の頃周囲の大人たちから「将来なにになりたいの?」ばかり訊かれていたわけです。」p178 ー次の約束という手軽で小さな希望。それがあるだけで頑張れたり生きるのが楽しくなる。だから、会っている時に次の約束をするのが好き。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蒼井ブルーがこんなタイトルで本を出す?と思いながら読み始めると「はじめに」でしっかりと弁明されててなぜか嬉しくなった。 高校生の頃に「エモい」という言葉が流行り始めた時、私は「言葉で言い表せないほど、何とも言い難い、形容しがたい」の意を持つ「えも言われぬ」から派生した言葉だと認識していた。しかし、蓋を開けるとその語源は「emotional」とのこと。納得できるような、それでもまだ異議を唱えたくなるような、私にとってエモいはそんな言葉です。 蒼井ブルーは日常でなんとなく思っていることを、綺麗すぎないちょうどいい言葉で表現しているので、あったかく差し伸ばされた手のようにぽんと掴んでポッケに入れたくなるような、この本もそんな本。
  • 四月
    四月
    @oic_
    2025年4月7日
  • かすみ
    かすみ
    @xxkasuminxx
    2025年3月25日
  • Cota
    Cota
    @Cota-CAT4rd
    2025年3月25日
  • kayの本棚
    kayの本棚
    @53kay
    2025年3月17日
  • asu
    asu
    @__as1127
    2025年3月15日
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