絶望読書
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句読点@books_qutoten2025年10月16日読み終わった本は人生が順調に進んでいる時よりも、逆境や絶望しそうな時にこそその真価を発揮する。 災害に備えて色々対策をしておくのが大事なように、人生の危機に備えて本を読んでおく。そしてそれは、危機の時だけでなく、平時の自分も、より生きやすくなったり、異なる視点を持って世界のことを見られるようになったり、想像力をより広く持てるようになったりと、じわじわと効いていく。 絶望した時にも、本があると思えばとても心強い。 単行本で読んだので、余白や行間も広く、しんどい時にも読みやすい本だと思った。この本自体がお守りのような本になる。 カフカの日記読んでみたい。桂米朝の落語も聞いてみたい。
-ゞ-@bunkobonsuki2025年4月21日大学生の頃に難病を患い、人生に絶望した著者。病室で文学に触れ、「絶望した時に読書をする」ことの意味を悟る。 小説をはじめ、娯楽は楽しむものとして存在している。しかし、心が鬱屈した時に楽しいものを見ると、より一層気分は沈んでしまう。 そうした娯楽を、本書は絶望した時の糧として活かすことを説く。 絶望読書というタイトルから手に取るのは敬遠されるかもしれないが、意外にも読み味は軽かった。





