門 (新潮文庫)

24件の記録
- 猪@ibu4_6182026年9月20日読み終わった暗い中年の生活を描いた作品だった。 社会的に許されない罪を背負った男が、妻と二人、社会から隔絶し、まるで一つの塊として結合するように共依存しながら毎日を送る。そんな中で主人公・宗助は自らが妻を奪った大学時代の親友、安井が近くにいることを知り、突然鎌倉に参禅する。 しかし一週間ほど参禅しても悩みが解決することも悟りを開くこともなく、結局何も起きないまま普段の生活に戻り、また妻との暮らしを再開するところで終わる。 後半の参禅の場面において、この主人公の中途半端さ、小物さが自分と重なる部分があって、シンパシーを感じた。 何事も起こらず、何も解決せず、また薄暗い日常を送り続けるというこの結末は、終わりのない中年の地獄を暗示しているようでとても身につまされる。 夏目漱石が中年を描くとこうなるのだと思うと、それはとても興味深かった。久々に日本の文豪の純文学を読んだなと感じた。
ヴァイオレット@violet51092026年7月20日読み終わった門/夏目漱石 宗助とおよね夫婦は、およねが友人の元カノだったり、子供を3人失ったり、弟の面倒を見たりで悩む宗助は鎌倉の禅宗の門をくぐり坐禅に励むが、というお話し。漱石三角関係が好きすぎる。 #読了 #読書 #門
ルカ@Lukamilky03032026年2月24日読み終わった新聞連載かつ題名『門』は弟子達がつけたものとの事で、苦しい状況が伺える(笑) 『それから』の続きとのことだが、道ならぬ結婚をしたという表現は文中で明言していないが、そう考えるしかない文章である。 昔のような快活さもなく、日陰で息を潜めて二人は生活していくしか無いということだろうか。

ジオサイ@GeoSci2026年2月22日読み終わった前期三部作を一応読み終えた状況です。時間がだいぶ経ってしまいました。 作品そのものの感想ではないのですが、柄谷行人氏の解説にあった、 ・かつては燃えるような知的活潑さと好奇心にあふれ行動的だったが、今ではそうではない ・結局なしくずしのまま老いて行く というところが自分だなと思いました。(前者は多少そうだったというレベルで燃えるほどではなかったですが…) 文豪ナビにしたがって、次は後期三部作へと進みたいと思います。
こむすめ@aky_12102025年11月5日読み終わった安井がいま現在どう過ごしてるかわからない故の気まずさ生きづらさに現実みがあって、こっちまで気まずい気持ち 略奪そのものに対する葛藤がモットホシカッタッ
海浜公園@seasidepark2025年6月1日読み終わった久しぶりに夏目漱石を読んだ。高校生まではほぼ常に夏目漱石読んでたのに。静かな夫婦生活の描写など自分と被るところが多かった。 漱石の文体とその世界観は本当に落ち着く。

















