伊根の龍神
19件の記録
にくみ@2k3k22025年6月17日読み終わった島田先生が作中に書かれる石岡くんと御手洗さん以外のキャラクターの人生の彩度が好きで、今回も3章を丸っと使ってえがかれた南吉の人生が物語に体温を与えてくれた気がする。生まれと育ち、そこから導き出される生き方。けれどそのなかで出会う仕組まれたものではない優しさや愛情、そういうものに触れ、選んでゆくことで洗脳という呪縛から徐々に脱却してゆく。終わりには人間としての人生があったと思うと救いだった。あとこれは御手洗シリーズの御手洗と石岡コンビ好きの感想ですが、ラスト20ページで助けてって叫びました。 帰ってくる??????? それはあまりにも待ち望んだ未来でもしそれが叶うなら私が生きているうちに見届けたいです。次のお話も心より楽しみにしています。 しかし今回、過去作を彷彿とさせる描写があったり、レイラが石岡くんを連れ去るところの派手さはレオナを彷彿とさせたりと、御手洗シリーズ読者へのご褒美みたいなお話でしたね。嬉しい。
きらた@kirata2025年3月18日読み終わった御手洗の忠告に背き、伊根へと向った石岡 自衛隊の目をかい潜って辿り着いたその地で彼等が目にしたモノとは‥‥? 御手洗潔シリーズ最新作! スケールの大きさや幻想的な謎の提示は流石の島田荘司といったところ しかし本格ミステリとしては‥‥秀作って感じ? 悪くはないけど、個人的には前作の『ローズマリーのあまき香り』の方が素敵に思いました ‥異論反論、あるとは思いますが、自分としてはそうでした、ってことです あと、作者の思想?主張?みたいなモノが押し出されている感があるので、引っ掛かったり合わなかったりする人はある程度居そうです かくいう自分も、御手洗潔シリーズに時々あるこの手の強さが気持ちをざわつかせるので‥‥シリーズ全作をまだ読めてない一因はそんな所にもあったり 本作は未だ解決に至っていないリアルの出来事も絡めているので、落ち着かない気分になった箇所もありました いいのかな?大丈夫なのかな? 石岡くん70歳の事実を受け止められなくて(笑)、一旦本を置いたりしましたが‥暫く日を置いて、脳内で30代後半〜40代をイメージ 女子大生に父と紹介されて怪しまれなかったから、それ位の見た目のハズだ、と言い聞かせました 石岡くんの自己肯定感の低さはあまり変わって無かった気もしますが、自虐的さはだいぶ薄まって居たように思えたのがほんのりと安心したところ 若い女性にグイグイ来られてジタバタするところは変わりませんね 後は何ていうか‥‥石岡くんはお姫様ポジだったのかなぁと そして遠方から援軍を連れて駆けつけるのが騎士の御手洗 出会う前に麗羅は御手洗の事を母と言った(例えた)けれど、石岡と御手洗はそういう関係なんだよなぁとすとんと納得出来た 御手洗は石岡くんの保護者なんだよな、お互いがいくつになっても と、納得したら、これ、ちょっと今更なんだけども、レオナにめっちゃ同情してしまいました そりゃ割り込めませんわ、土俵が違いすぎるんだもの ※レオナは本作には出ません これを理解した上でシリーズ初期のあの3部作?を読むと、レオナへの印象も変わるかも知れん? 変わらんかもだけど まとまらなくなったのでこのへんで! 罪な男だな、御手洗‥‥





