最果てアーケード

8件の記録
mok@doufu2026年4月1日読み終わった温かさと静謐さを兼ね添えた小説。優しく見守ってくれるアーケードの店主たちとの関わりの中に、死を彷彿とさせる要素が散りばめられていて、お見事な小川洋子ワールドでした。

shiori@shiori_4172026年3月17日読み終わったKindle Unlimetedのラインナップにあって、「せっかくだし読むかー」くらいの気持ちで読み始めたんだけど 静かで切なくてちょっと不思議な世界観がまさに私の好きな小川作品という感じで、お気に入りの本の結構上位に食い込む作品だったかも!出会えて嬉しい。 好きだった文章をいくつか。 “新しい本を一冊、棚の奥にすっと滑り込ませる感触が私は好きだった。それを読むのと同じくらいの、胸の高鳴りを覚えた。一冊分の厚みだけ 自分の世界が広がったようで、なぜかしら誰にともなく自慢したい気分になった。” ⇨積読を増やす時の気持ち、まさしくこれかもしれない笑 “「たくさん買ってくれるのは、善いお客さんだ」 いつかお姉さんがそう言っていたのを思い出す。儲けのことを言っているのではない。たくさんの便りを書く人は、それだけ大勢の友人、知人、親族を持っている。だからそのお客さんは恵まれた人生を歩む、善き人である。” ⇨紙店でたくさんカードと封筒を買っていく青年に関する記述なのだけど、素敵な考え方だなと思った。









