ときときチャンネル 宇宙飲んでみた

8件の記録
- スカイ@skygrey2025年5月20日読み終わったaudible再読完了本当の配信みたいに朗読してくれて、楽しい コメントでしょっちゅう「完全に理解した」ってあるのが面白いな ペットのバンちゃんとか高次元のプラス ヌさんとかを、リスナーの皆さんが受け入れているのもいいな 続編期待してる
- スカイ@skygrey2025年5月9日再読中audible本物の配信みたいで楽しい 脱線する感じとか、リスナーの皆さんのコメントとかがゆるくて好き 続き出ないかなぁ 去年の10月読了をまた読み始めた
- のーとみ@notomi2025年3月22日かつて読んだ宮澤伊織「ときときチャンネル 宇宙飲んでみた」をオーディブルで。動画配信をする二人の女性の配信中の喋りだけで構成される連作短編集だから、もしかしたら文字で読むよりオーディブル向きの作品かもしれない。奈波果林がチャンネルを開設したMC役を、藤井彩加がMCの同居人でマッドサイエンティストを演じて、二人のやり取りと彼女らが読む視聴者のコメントだけで物語は構成される。その二人の演技がスムーズに頭に入る。 やってることは結構ハードなSFで、説明が面倒な化学理論がバンバン出てくるのだけど、会話の作り方と物語としての構成が上手いからスルスルと聴ける(読める)。この文体は発明だなあ。この設定でラノベにせずにハードSFをハードなままゆるく読ませることに成功してて、この人、ほんと空想科学小説としてのSFが好きなんだなあと思う。「ウは宇宙ヤバいのウ!」の改稿ヴァージョンと直接繋がる、坂田靖子的な世界でハードSFやる試み。 世界線と並行世界の違いとか、しっかり分かりやすく説明したり、動画配信の面白さとダメさを丸ごとネタにしたり、細部で結構、現実社会批判みたいなことも入れつつ、イデオロギッシュになることなく、「宇宙を切り取ってマグカップに入れて飲む」ということが、どうすれば可能か、それを飲むとどうなるのか、という思考実験を丁寧に書いて、この連作が何を書いてるのかを最初に提示するのも上手い。「裏世界ピクニック」がファンタジーじゃなくてSFになってるのも、こういう丁寧な作業あってだなと思う。そういえば「神々の歩法」は多分、前に買ってた気がするので、積んでないでさっさと読まなきゃ。
- 漆野凪@urushinonagi2025年3月19日読み終わった十時さくらさんが生活費のため収益化を目標に掲げ、同居人かつ天才科学者である多田羅未貴さんの発明を紹介する百合動画配信SF。ラノベ調で読みやすく面白い。 実は以前アンソロジーで第二話の「#2 【時間飼ってみた】」だけ読んでいたのだが、本一冊を通しで読んだ方が、十時さくらさんと多田羅未貴さんの関係性を把握できた。この二人の関係性が良い。 配信切り忘れによる配信内と配信外で相手の呼び方の変化で「この二人には読者の知らない関係性がある」と思わせるところと、十時さくらさんが多田羅未貴さんに対して割と面倒くさくて重めな感情を抱いているところが特に好き。 ロマネスコのことを「形のインパクトに対して味が負けがち」と評しているのも納得があって面白かった。ロマネスコっておいしいけれど、味の記憶を思い出そうとすると妙に輪郭がぼやけている気がする。味の輪郭を確かにするために、またロマネスコを食べてみたいかもしれない。