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Jorge Luis Borges
Osvaldo Ferrari
Unknown
2014年1月1日
4件の記録
  • gato
    gato
    @wonderword
    2026年5月26日
    就寝前に数章ずつチマチマと進めて読み終えた。 ボルヘスはずっと好きだが、マリアーナ・エンリケスという現代アルゼンチン作家の視点を得たことで、やっと「ヨーロッパの知性を結晶化した博覧強記」としてではなく、「南米の作家」としてのボルヘスの複雑さが見え始めてきた気がする。今までボルヘスを読むときに同時代のアルゼンチンの状況を考えたことがなかったと気づかされた。 この対談(ラジオ放送)が行われた1985年は旧軍事独裁政権の首謀者たちが裁判にかけられ、〈行方不明者〉たちへの残虐行為が暴かれた年。まさにエンリケスの『秘儀』が描きだした時代のブエノスアイレスで、ボルヘスとフェラーリは西洋知性の潮流を汲む知識階級と、理想化されたガウチョ文学の話をしている。 三巻本の一巻目だが、とりあえず続きはまた今度。 邦題『記憶の図書館 ボルヘス対話集成』垂野創一郎訳 国書刊行会
  • gato
    gato
    @wonderword
    2026年4月30日
    フェラーリがシルビナ・オカンポの 'I have the intelligence that comes from sensibility' という言葉を引いて、「これぞまさに女性アーティストの表現だ」「男性は行動に知性が先行するものだ」とか言うんだけど、ボルヘスは 'I'm not sure that applies only to women.' 'I believe that better, that sensibility be more important than intelligence.'と返している(213p)。オカンポ読みたいんだよな〜。ボルヘスは彼女の散文より詩が好きだそうな。
  • gato
    gato
    @wonderword
    2026年4月22日
    186pまで。 ボルヘスが直接会ったことのあるアルゼンチン/ラテン・アメリカの先輩作家たちを語る章が続く。 正直今まで私にとってのボルヘスは「西洋文学の魅力的な紹介者」という面が大きくて、南米文学や文化をどう語っているかに着目していなかったけど、南米に興味を持ち始めてからボルヘスの言葉を読むと緊張感がある。 フェラーリはアルゼンチンの国民性(先住民文化含めて)を強く打ちだしている作家・詩人について語らせようとするのだけど、ボルヘスはあんまり乗ってこない。彼らとの個人的な思い出は語ってくれる。85年のブエノスアイレスの空気。 学校で強制的に読まされるような作品は不幸だ、読書という言葉と「強制的に」という言葉は相反すると言っている。でもマリアーナ・エンリケスは子どものころ、ボルヘス作品が教科書に載っていてそれで初めて読んだと言っていた。
  • gato
    gato
    @wonderword
    2026年3月26日
    邦題『記憶の図書館:ボルヘス対談集成』ででているやつ。去年コルカタのSeagull books storeを訪ねたとき、大セール中だったので勢いで買ってしまったのだった。 いま読むとボルヘスのようなアルゼンチンの知識層が語るヨーロッパ主義の裏側に、エンリケスが『秘儀』で描きだした世界を見てしまう。ボルヘスとフェラーリがラジオで対談を始めたのは1984年。まさに『秘儀』の舞台になった時代のブエノスアイレスで、「昔は通りで暴力沙汰なんてなかった」とか語っている。
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