大洪水 (河出文庫 ル 1-1)

大洪水 (河出文庫 ル 1-1)
大洪水 (河出文庫 ル 1-1)
J M Gル・クレジオ
河出書房新社
2009年2月4日
3件の記録
  • 1129_ymoi
    1129_ymoi
    @1129_ymoi
    2025年9月8日
    詩的であり観念的で混沌とした、言語の可能世界をねじ伏せるような、圧倒的なプロローグ。 想像力の出来うる限りのことを尽くしたい、という気持ちになっている。 第一章に入るまで58ページある。 「混乱のために、線は不明瞭になり、色彩はうぶ毛や体毛で覆われ、かつて純粋だった要素は分解し、論理的な秩序は破壊され、内的意味は否定される。あらゆるものが同時にうごめき、反響する。それは沈黙とざわめきのまじった潮騒であり、世界全体の雷鳴だった。羽毛のモーターバイクがあるかと思うと、眼状斑のある男や女があり、市松模様の空があった。」 (初めに雲があった, p.14。)
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2025年9月8日
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