タフラブ 絆を手放す生き方

タフラブ 絆を手放す生き方
タフラブ 絆を手放す生き方
信田さよ子
dZERO
2022年9月28日
5件の記録
  • 1024
    1024
    @pgqekd
    2025年5月24日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年5月24日
  • r
    r
    @teihakutou
    2025年5月12日
    長年感じてきた不思議が解きほぐされていくので、面白くて先を急いでいたらあっという間に読み終わった。想像の及ばなかった家族の風景もあり、みんなの家族の状況を知らないからわからなかったけど、だいたいうまくいかないのが家族というものなのかもと思えた。 「私」と別の「私」が境界を越えてしまうのだから、こじれるに決まってる。どんなに親しくなっても、自我を持った個人、人権を保障された個人としての領域を守る境界線は必要。 「理解」なんて所詮無理ということも定期的に思い出したい。 ── 家族問題を解決するために必要なことは「理解の断念」なのである。別の言い方をすれば、「コミュニケーションの断念」とも言える。[…]「断念」と「断絶」は違う。断念こそが、ほかならぬ「タフラブ」の第一歩なのだ。 タフラブは、相手にわかってもらおう、相手にわからせようとすることのない愛といえる。また、わかってあげようとはしない愛でもある。 こじれた関係にあっては、わかり合おうと思えば思うほどこじれていく。逆に、コミュニケーションを断念するところから新たなコミュニケーションが生まれることもある。あたかも砂漠の中で見つけたオアシスのように、海岸のこちらと対岸をつなぐように、さわやかなコミュニケーションが生まれるのである。 タフラブは、「理解し合いたい」「コミュニケーションをとりたい」という、時には身勝手な欲望や思い込みを手放す愛でもある。 ── タフラブを実践するには、寂しさとともに生きねばならない。著者は、「目的別の人間関係を複層的に用意しておき、用途に応じて使い分ける方法」をすすめている。これ、わたしはすでにできていて、たぶんわたしにはタフラブの素質がある気がする。自分の人付き合いに“これでいいのか…”と悶々としながら広く浅くの人間関係をやってきたので、「深いつきあいが本当に必要か、心から楽しめるものなのか、先入観を捨てて考えてみよう」と言ってくれて、嬉しくなった。 自分のことがやっとわかってきて、個としての輪郭もはっきりして、一人で生きられるようになった今、ここから新たに誰かと親密な関係を築いてみたい気持ちはある。一人でいるのが好きだし寂しさもあまりないので、別になんでもいいんだけど、どうなろうとタフラブを携えてうまくやっていける気がする。
  • ゆき
    ゆき
    @yuki1024
    2025年4月22日
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