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ゆき
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@yuki1024
やさしい本がすき
  • 2025年8月26日
    乳と卵
    乳と卵
    私の身体は私のものであるはずなのに、身体と魂は一緒であってほしいのに。 「女性の(私の)身体」に対するコントロール不能感、それによる絶望。どんなライフステージにもついて回るやるせなさが、沁みた。
  • 2025年8月25日
    ネット右翼になった父
    父〜祖父世代の男性に対して、差別的な言動に怒りが湧くことがしばしばある。 なぜ考えを改められないのか?と日々思いつつ、関わりが薄く嫌悪の対象になりがちな「おじさん」の背景について思いを馳せることはしてこなかった。 時代背景、社会の変容など、この本で著者が父親の軌跡を辿る際に書かれていた記述を見ると、なぜ(大きく括って)昭和世代の方々がああいった振る舞いをしてしまうのかに合点がいった。 日々アップデートされていく社会に、今までの当たり前を捨てろと言われても、年老いて脳機能も低下していて体力も気力も落ちている中、そんな簡単に適応できるわけがない。 人を傷付けたり差別したりするのはもちろんいけないことで、価値観が刷新されていくのはとても良いことではあるけれど、正しさをその個人の背景を考えずに押し付けるのは残酷なことである、という事実にハッとさせられた。 「ネット右翼」の人々のような、分断を煽る心、価値観を定食メニューのように括ってこき下ろすさまは唾棄すべきものだと思っていたけれど、そうやって「ネット右翼」や「おじさん」と括って軽蔑している私のこころの中にも、全く同じ醜さが宿っている。 そのことに気付かせてくれる本だった。
  • 2025年8月25日
  • 2025年8月23日
    ネット怪談の民俗学
    ホラーと差別は密接な問題としてよく語られているけれど、恥ずかしながら私はその問題に対する解像度が低かった。 この本のp.89〜辺りで澤村伊智氏が指摘しているように、長らくネット怪談・ホラーで人気だった「因習村」などのジャンルが田舎に対する謂れのない差別に繋がる、という視点は目から鱗だった。 そういった視点を持ったうえで怪談・ホラー作品を思い返すと、地方、病気、障害、宗教など、差別を助長する懸念なく楽しめるホラー作品は大概少ないのではないかと思えてくる。 昨今のネット怪談・ホラーからは、ナラティブが欠落しつつあるという記述もあったけれど、差別を助長せず人々を惹きつけるような怖いナラティブを構築するのって、格段に難しいように思える…ゆえに、ナラティブのないホラーが流行ったりするのであろうか…。
  • 2025年8月20日
    「さみしさ」の力
  • 2025年8月19日
    罪人の選択
    罪人の選択
  • 2025年8月16日
    きみは赤ちゃん (文春文庫)
    生きることは痛くて苦しく、辛いことばかりだけれど 生殖を尊ぶ気持ちも、なくならない。
  • 2025年8月12日
    「対人不安」って何だろう?
  • 2025年8月12日
    むらさきのスカートの女
    孤独というのは辛いもので、誰からも存在を承認されないと「わたし」というのは消えてなくなるものだと思う。 他人で自分を満たして、その人のことだけ考えている時間は、空虚なこころが満たされているように感じる。 自分のことなんて考えたくもない。そもそも私が誰かもわからない。 他者と自分を同化するのは、究極の現実逃避で、他者に執着しているあいだだけは、生きる意味を失ったこころが燃える。わたしはあなたになりたいの。 (好きな)誰かのことを考えてる時間って、幸せだよね。
  • 2025年8月11日
    ホームレスでいること
    ホームレスでいること
  • 2025年8月8日
    「死にたい」と言われたら
  • 2025年8月7日
    おいしいごはんが食べられますように
    こころに響く本だった。 芦川さんの視点がないゆえ、彼女の気持ちを考えたい。 彼女は弱いから、愛されるために全てを捧げているように見える。 女性らしく、可愛く優しく、お料理を作ってお菓子を作って、いつも微笑んで、愛想を振り撒く。 小さなセクハラも、おじさんにハグすることも、強者を味方につけることが生存戦略な彼女にとっては蓋ができる事柄 なのだろうけど多分、何も感じていないわけではない。 彼女は自分のことを無力だと心から思っているから、落ちた猫は助けられない。どうしたらいいのかわからないし、自ら汚れるなんて考えられない。自分は「受ける」側だから、汚いことや大変なことをしてくれる人に媚びて代わりにやってもらうことが彼女の生きる術なのだろう。 多忙など余裕のなさからくる攻撃性は弱いものに向かい、現実では弱いものから潰されていく。 だから芦川さんは「愛される」ための努力をやめられないんだと思う。潰されるのがわかっているから。 芦川さんは逃げているようで、人生を賭けて「愛される」ために全てを捧げるという、出来る努力はしている。だから勝ったのだと私は思う。 この本の中では彼女の「勝ち」で終わるけれど、歳をとったり子どもができたり、「愛される」ことではどうにもならないことが増えた時が、彼女の人生が揺らぐとき…な気がする。
  • 2025年8月4日
    ヘルシンキ 生活の練習
  • 2025年8月1日
  • 2025年7月31日
    骨灰
    骨灰
  • 2025年7月29日
  • 2025年7月27日
  • 2025年7月23日
    詭弁と論破
    詭弁と論破
  • 2025年7月22日
    耳に棲むもの
    耳に棲むもの
  • 2025年7月21日
    丸の内魔法少女ミラクリーナ
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