エムブリヲ奇譚 和泉蝋庵シリーズ (角川文庫)

エムブリヲ奇譚 和泉蝋庵シリーズ (角川文庫)
エムブリヲ奇譚 和泉蝋庵シリーズ (角川文庫)
山白朝子
KADOKAWA
2016年3月25日
3件の記録
  • 7/12〜7/14 読了 旅本作家の珍道中を描いたような短編集。不思議な出来事、怪奇現象、人間の恐ろしさ、単純なホラーなど、様々な角度から「怖さ」を味わわせてくれた。 表題作の「エムブリヲ奇譚」と、「ラピスラズリ幻想」「顔無し峠」「『さあ、行こう』と少年は言った」。 このあたりは、怪奇で胸糞な展開もありつつ、どこか人間の温かさも感じられるストーリーで、特に印象に残った。乙一特有の、“奇妙な人間の「大事なもの」を覗き見た”ような感覚を味わえる作品だった。 ホラーやグロい表現もけっこう多いので、苦手な人は注意。私もほんとはあんまり得意じゃないけど、乙一だけは読んじゃうんだよね…。(笑)
  • 久しぶりに本を読みたくなって、とりあえず好きな作家の読んでいない本を本屋に探しに行った。乙一が好きなので、別名義の山白朝子を。今月1冊目。 あらすじ(引用) 「わすれたほうがいいことも、この世には、あるのだ」無名の温泉地を求める旅本作家の和泉蠟庵。荷物持ちとして旅に同行する耳彦は、蠟庵の悪癖ともいえる迷い癖のせいで常に災厄に見舞われている。幾度も輪廻を巡る少女や、湯煙のむこうに佇む死に別れた幼馴染。そして“エムブリヲ”と呼ばれる哀しき胎児。出会いと別れを繰り返し、辿りついた先にあるものは、極楽かこの世の地獄か。哀しくも切ない道中記、ここに開幕。 数年経つと読んだ本の内容を忘れてしまうので、あらすじも記録していきたいと思う。
  • CAza
    CAza
    @reticulum412
    2025年3月18日
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