実存主義者のカフェにてーー自由と存在とアプリコットカクテルを
実存主義者のカフェにてーー自由と存在とアプリコットカクテルを
サラ・ベイクウェル
向井和美
紀伊國屋書店
2024年3月29日
43件の記録
はぴ@happy-reads2026年6月10日読み終わった『「雲海の上の黄緑色の空、紫色のヒイラギ、レニングラードの白夜、フランス解放の鐘、ピレウスを照らすオレンジ色の月、砂漠に昇る真っ赤な太陽」をはじめとして、 人生を彩る美しい輝きのすべてを、 わたしたちは生きているかぎり味わうことができると教えてくれる。』 ☕️ はぁぁ、群像劇のような哲学伝記。 個性的すぎる哲学者たちが面白くて、それを書き留める著者のユーモアが楽しくて、そして政治や戦争に向き合うそれぞれの哲学者たちの姿に胸を打たれ、仲違いやすれ違いに胸が苦しくなって、ひとり、またひとりと幕を閉じていく時間に走馬灯…… そういえば朝井まかての小説も伝記ふうなところがあって、読後感の感動がすごい。伝記って、小学生の時に人気だった漫画シリーズのイメージしかなかったけど、これはハマるかも。 哲学者その人の人生なんてどうでもいい、概念や思想こそが大事なんだ、って言われるかもしれない。私もそう思ってた。でも、私も転回(ケーレ)してしまった。著者の言うように「もちろん思想は興味深いものだが、その人自身のほうが圧倒的におもしろい」。 ☕️ もうひとつ、私は実存主義的な世界観が好みのようだ。 自分の経験を冷静に観察して、かつ生きていることに驚き、感動し、人々に関心を向け、出会うもの全てに貪欲な好奇心を抱くボーヴォワールが描くような世界観が。 あと、組織とか皆一緒ムーブとかカテゴリー分けしたがる連中が大嫌いな反骨精神強めなところも、実存主義と相性がいいのかも私🤪笑 ☕️ 並行して読んでるブレグマンの『倫理的野心を持て』も相まって、ふつふつとハートが静かに燃えてる今日この頃。 谷川嘉浩せんせの言う『衝動』がこのあたりに埋まってるのかもしれない。



はぴ@happy-reads2026年6月8日読んでる半分くらいまで読んだ📖 伝記っぽい語り口が面白くて、分厚さが気にならない!ノンフィクション系とか学術系の本だと、読みながら「はぁ〜、まだこんなに続くのか」って気分になっちゃうこと多々あるんだけどね。でも今回はどの章も、どの章で取り上げられてる人物も魅力的で、読み飛ばしすることなく楽しんでおります。 というのも、私自身が実存主義的なものの見方が、好きなのかもしれない。 「本質」でくくられた人間らしさ、女らしさ、〇〇人らしさってカテゴリー前提で人を見るのが心底好かんから、「実存は本質に先立つ」と言い切る彼らにシビレルのかも。 まずは具体的な存在、個別の背景を持つその人自身がいる。その背景や条件や偶然的な組み合わせを背負ったうえで、何を選択して、どんな行動をとって、どう世界と関わっているのか。関わっていこうとしているのか。その先に「その人らしさ」が創られる、って見方。 『夜と霧』のヴィクトールフランクルが、「人生に意味(答え)を求めるんじゃなく、人生から意味が問いかけられてるんだ」って言ってたのを思い出したよ。 そういえば、彼もこの戦争時代を経験した人だったな… まっすぐな目で、目の前の世界を観察・描写しようって態度について内田樹せんせが言ってたことも思い出した。 目にうつるそのままの姿を、そのままに描写すること。写生的に表現すること。それがスバラシイとかイダイだとか価値判断抜きにね。記述すればするほど、記述しきれない「ナニか」が浮かび上がる。そのコトバにできない尊い「ナニか」を伝えようと、コトバを尽くす。それが祝福なんだ、と。 価値判断抜きで、目の前のアナタをそっくりそのまま認める(見つめる)ことを、誰かが「愛」と表現してた。 パリのカフェを中心に交差する様々な哲学者たち。 戦争が始まり、そして終わった。 それぞれの経験が、出会いと別れが、彼らの思想や生き方にどう影響を与えていったのか。本書中盤、まさにここ。 胸が苦しくなったり、熱くなったりしながら、ここで本を閉じる。 さて、次男の幼稚園からお迎え要請だ…先週やっと元気になったと思ったのに😂

はぴ@happy-reads2026年6月3日借りてきた哲学者やアーティストたちが集まるカフェ…うわぁ、すごい。 先週夢の中でノートにメモをとっていて、「ポーボワール」って書いてたのを起きてからも覚えてた。 なんだっけ?って思ってググってたら、哲学者ポーヴォワールの名前が出てきた。どこかで見かけて頭の片隅にあったのかもしれない。 この本にも出てくるから、どんな人(哲学)なのか読むのが楽しみだ!



midorisaejima@midorisaejima2026年4月7日読み終わった人間の振る舞いや性質を興味深く観察する道徳家モラリストになろうと思った。行動によって自分自身を作っていける実存主義の考えは自分をすごく鼓舞する。壁にぶつかった時またこの本に戻ってこよう。
yoshi@yoshi2026年1月30日読み終わった250ページあたりから一気に読み切った。面白かった。実存主義の入門書的な側面もありつつ、読みやすく、ドラマが満載で「哲学者の思想よりもその人の人生のほうが面白い」というのがわかる。 とはいっても、この本をきっかけに気になる本はたくさん増えた。サルトル、ボーヴォワール、ハイデッガー、メルロー=ポンティはもちろんだが、まずはヴェイユの『工場日記』を読みたいかな。
yoshi@yoshi2026年1月11日読んでるハイデッガー、一時期ナチ党員だったとは。ヒトラー政権の全盛期、ハイデッガーとフッサールやヤスパースやアーレントとのやり取りが生々しすぎる。 あと『存在と時間』は上巻のみで下巻は書かれずの未完本なんだ。
yoshi@yoshi2026年1月10日読んでる第3章まで読んだ。ハイデッガーの哲学は1ミリも理解できていそうにないが、「日常」に焦点を合わせている側面は興味深い。あとハンナ・アーレントはハイデッガーの教え子なのか。ハイデッガーもサルトルばりにスター感がすごかったのだな。フッサールとは決裂したよう。 しかし、哲学史っていうのは哲学者同士のバトルだよなあと改めて思う。そこには思想的な違いがありつつも、「否定された」という人間感情も当然入ってくるだろうし。
yoshi@yoshi2026年1月9日読んでる第2章まで読んだ。フッサールの現象学の話。なるほど、概念的なものは横に置いておいて(エポケー)、経験そのもの、現象そのものを記述するわけか。サルトルはフッサールの本に感銘を受けたわけだが、その後フッサールは何度か思想の方向転換しているらしい。 次章ではフッサールの助手としてハイデッガーが登場。 哲学って、ひとりの哲学者が時期によって考え方を変えたりするし、「この本はすごいけど、この本はやばいこと言ってる」みたいな側面もあったりするだろうから、とりあえずつまみ食いしていって、いつかひとりの哲学者を掘りたい。いまのところはニーチェが最有力なんだけどフッサールもサルトルも気になる。



























