肉体のジェンダーを笑うな (集英社文庫)

2件の記録
- amy@note_15812025年3月21日かつて読んだ感想ジェンダー気になっていた山崎ナオコーラさんの短編集。男性が父乳(母乳)を出せるようになったら?テクノロジーの発達で筋力差がなくなり、性別による役割分業が減ったら?もし男性に生理がくるようになったら?性別を非公表とし、人の数だけ性別はあると仰る山崎ナオコーラさんが描く性差が少なくなった未来を描いたユーモラスな短編集。あえて男や女という言い方をせずにここまで描けるものなのかと驚いたし、自分のなかにある抜けきれないジェンダーロールのせいか読んでいる途中で混乱することもあり、まだまだ自分のなかに根付くものの深さに唸った。自分の頭のなかはを暴かれるのは痛くて気持ちいい