東京日記6 さよなら、ながいくん。
5件の記録
まめご@mmg_862025年9月29日読み終わったウェブ平凡で川上弘美が連載している「東京日記」を書籍化したもの。 私はこの連載が好きで、更新を楽しみにしている。 現実と虚構の間がきれいなグラデーションになっていて、いくら目を凝らしてもその境目がまったく見えない。もしくはそもそもその両者に違いなどない。 という気持ちに、彼女の書くものを読むとなる。 だから小説には「もしかしたら本当にあるのかもしれない」と思ったり、エッセイでは物語を読んでいるような感覚に陥ったりする。 それが私はとても好きだ。 週末の遠出の疲れと寝不足でボーッとしている頭のまま本を開くと、その感覚はより強くでもしっくりと馴染んでするすると読み終わってしまった。 もうちょっと読んでいたかったな。







