日本の国民皆保険
8件の記録
- ぐら@Gura_reader2026年9月23日まだ読んでる第9章途中。健康保険はファイナンス(医療費)とデリバリー(医療提供体制)の両面で制度設計がされている。例えば、診療報酬の仕組みなどがファイナンスとデリバリーの橋渡しをしている。 今後の人口動態による医療の需要と供給の内容によって、医療機関・医療関係者の配置や働き方(デリバリー)が変わる。人口減少に応じた撤退戦の様相、医療DXや短時間勤務を含めた雇用の多様化、チーム医療による業務割振りの最適化など。 そして、生産年齢人口の減少やデリバリーの最適化は医療費(ファイナンス)に影響する。 デリバリーを考える上での終末期医療の在り方について、どう最期を迎えるのか。 デリバリーの話は、産婦人科や心療内科とか診療科ごとの問題もありそうだけど、どうなんだろう。
月下の医師@rinrin-11022026年7月17日読み終わった★★★☆☆凄まじい解像度。医者でもここまで保険制度を理解している人は、ほとんど存在しないだろう。 日本の皆保険制度は様々な歴史、背景、配慮、深謀遠慮、運により奇跡的に成立した地球史に残る制度だ。 世界で一番優しいはずの制度が、今やボロボロで亡国の制度になってるのはとても悲しい。
icue@icue2025年7月30日読み終わった医療保険制度についてそもそも成り立ちも仕組みもちゃんと説明された事ないなと思い読んだ。労働者向けの被用者保険は欧州先進国にモデルを求めることができたのに対し、窮乏著しい当時の農民向けの医療保険は他国に範を求めることができず、日本独自の制度を作らざるを得なかった。そこで「カイシャ」という共同体を基盤とする労働者向けの雇用者保険に対し、農民は「ムラ」という共同体を基盤とする国民健康保険にてカバーし、それが発展して今日の国民皆保険につながったという経緯は興味深かった。しかしそうなると、いまや「カイシャ」や「ムラ」に限らず共同体意識が弱まってる現状で、医療保険の先行きは大丈夫なのだろうか。医療財政や細かな制度論の話も重要だが、門外漢としてはそっちが気になってしまった。

