黙って喋って

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- haku@itllme2024年7月16日かつて読んだ初めてがっつり読んだ恋愛小説。 短編集で読みやすかった タイトルにもなってる通り、 あいつは黙って、お前は喋っててって何回も思ったけどなぜか気持がわかる瞬間がなん度もあった。 女性も男性もそうじゃなくても誰かに対して何かを思ったり、出逢って別れて そんな当たり前のことが、当たり前にありそうなエピソードが言葉が散りばめられてた。 お気に入りの短編がいくつもあるよ (以下ネタバレ有り) 「覚えてないならいいんだよ」 大学時代に同期でお互い好きだったんだろうけど結ばれなかった2人の再会。 結婚する彼女との最後の飲み。 壮馬くんはやっぱり引き止められず 智子もやっぱり言えなかったそんな夜のこと 「大野」 彼女は大野が自分のことを好きだということはわかっているけどそれをうまく利用していてそんな語りから始まる。 そして、最後の大野の優しさを何回も触れて関係性が変わる瞬間。 「このまま、私のこと頑張って口説いてみない?」 「は、きも、何それ」 「はあ」 「いや俺、お前のこと口説かなかったこと一回もないと思ってるけど」 キュンとしました。どうかこの物語の2人だけはハッピーエンドであってくれ。