ととはり屋敷 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)

12件の記録
masurao@masurao_deepsleep2026年10月6日確か6-7月に読んだ。比嘉姉妹シリーズの過去作で既に夭折していることが判明している比嘉家の弟妹達の短編集。ホラー作品を読むというより彼らの墓標を見守るような気持ちで読んだためか、怖さよりも切なさや痛ましさを強く感じた。 栞のエピソードのラストが泣けたんだけど、そんな風に感傷に浸っている自分もまた彼らの悲惨な最期をエンタメとして消費するしかできない傍観者かつ加害者なのだなと思わされて澤村伊智の掌の上だった。 あと「ざんどぅまの影」に登場した比嘉家の父を踏まえて、10代の頃はともかく現在の琴子は父のことどう思っているんだろうという疑問があったので、表題作で登場した〝父〟に対する琴子の振る舞いがめちゃくちゃ爽快で流石だった。
みかん猫@choma2026年7月6日読み終わった比嘉姉妹シリーズの短編集。他の兄妹がいかにして亡くなったのか、その前日譚が中心。どの短編も怖く、SAWやきさらぎ駅を彷彿とさせる要素もありつつ、ぐいぐい読ませる勢いがあった。ちょいちょい登場する美晴は『ずうのめ人形』で最期が描かれているだけに、過去の活躍を読んで切ない気持ちになった一冊だった。

Jay a.k.a. 金光ナナ@GALLI_EN_GREY2026年6月25日読み終わった@ 自宅続いて同シリーズの新作短編集 『ざんどぅまの影』では姉妹の祖母・おばぁこと勝子が活躍し、両親もちらっと出てきてたけど 今作ではこれまでうっすら言及されてきた比嘉家の他のきょうだいにスポットが当たる話がメイン おおよそ察しの通り後味の悪さが際立つ話があまりに多いものの、琴子と真琴が出てくる後半の話はまだ救いがあるので全体としてはバランスがよかった! にしても仕事(?)で家を空けがちだった両親にフォーカスの当たる話は今後出てくるのかしら……
いちのべ@ichinobe32026年5月26日読んでる『メイク・ユア・チョイス』読み終わる。 閉塞感、理不尽さ、残酷さ、希望の無さが読んでいる間ずーーーーーっとストレスで、そのストレスに大きな意味のある物語で。 直近で『ざんどぅまの影』を読んだばかりなので、より強く感情を揺さぶられた。
いちのべ@ichinobe32026年5月25日読み始めた『このイベントはフィクションです/この怪談は実話です/この小説はエンタメです』まで読む。 これまで比嘉姉妹シリーズを読んできた自分は、少なからず彼女たちに愛着を持っており、その気持ちは彼女たちの家族にも向けられる。直近、そのルーツである『ざんどぅまの影』を読んでいるから、余計にその感情は強まる。 そのうえで、この短編集の前半三編を読むと、不幸にも命を落とした比嘉家の人々、それも子どもたちが「怪談」として軽率に消費されている状況を不快に感じる。 と同時に、それは普段、怪談やオカルトを、ホラーを「消費」している自分の姿でもあると思う。架空の比嘉家の人々に胸を痛める想像力を、現実の誰かに使えているのだろうか?と思う。





