スマートな悪 技術と暴力について
10件の記録
たかむら@ryotakamura04272025年12月18日読み終わった『CODEX 現代文精選問題集』の出典となっていたので、全文読んでみたいと思い手に取りました。 戸谷洋志さんのことは『SNSの哲学』で初めて知り、『生きることは頼ること』なども読みましたが、哲学の難しい概念を具体例や連関をもとに丁寧に紐解くスタイルに心地良さを感じます。 『スマートな悪』では、Society5.0の掲げる「超スマート社会」の理念を起点とし、ロジスティック、用象、歯車、システムの閉鎖性、アイヒマン、満員電車…と様々な観点と事例を行き来しながら、理想とされる技術の提言に(そしてあるアーティストの話までに)行き着くその流れに今回も凄さを感じるとともに、ガジェットとしての自己を保ちたいなと感じました。
ハム@unia2025年5月23日読み終わったスマート化は責任の主体を奪う。 ひとつの閉じた世界にいては思考も責任も放棄してしまうリスクがあるということがよくわかった。 アイヒマンの例はその典型だと思うし、システムに組み込まれることの怖さを物語っている。 世の中を便利にしていくはずのスマートさにある落とし穴。 気がつくことさえもできない沼にはまるリスクとどう向き合うのかが明快に述べられている。 複数のシステムを渡り歩く試みとして「ガジェット」という視点が挙げられていて、 ガジェットとしての振る舞いという視点にはなるほどと思った。 最適化する技術ではなく、結ぶ技術を高めていくことが必要と言うのは説得力がある。 文明が高度になってもその都度なにかしら問題が生じていくというイタチごっこは避けられないのかもしれないけど、思考停止だけはダメ、考えなきゃいけないなと思う。












