本物の読書家 (講談社文庫)

6件の記録
- mamo@reads_mamo2025年9月3日読み終わったまた読みたい@ 電車野崎まどの『小説』と鈴木結生の『ゲーテはすべてを言った』と本作、最後にムブガル・サールの『人類の深奥に秘められた記憶』で、わたしのなかでは小説で小説を楽しむ四部作。 小説で小説を楽しむ本って、著者の本に対する気持ち(熱意?)もひとしおな気が勝手にしていて好きなのだが、なかなか沢山は出会えない。(ぜひ教えて頂きたい!) 今回意図せず偶々出会ったので、面白さも拍車をかけて読後は拍手喝采だった。 二作収録されているけれども、どちらも文学の教養みたいなものに触れながら、書かれている虚構と絡み合いつつ読み進められるのが楽しかった! また叔母とのつながりから、著者の他の作品とも複層的につながりあっていて、意図せずハマるピースがあることも。