眠りの庭(1)
14件の記録
um@__um__g2026年2月3日読み終わった知られたくない過去を抱えた女性と彼女に魅了されて堕ちていく人達の恋愛小説。 誰にも知られたくない、消してしまいたい過去や秘密を抱えてる人は多いだろう。時には大切な人に嘘をついてしまうこともあるだろう。隠されていたことを知る辛さは想像に難くなく赦す強さを信じたい一方、目を背けることで互いを思いやれることもあるのだな、と感じた。抱え続けるのはとても辛い。それこそ「好き」でなければできないことだ。 愛情なんてとても傲慢で、愚かだ。けれどどうしようもなく救われることがある。心の奥底にぽっかり空いた穴を埋めるのも、愛情なのだと思う。
h.@32hitomi2026年1月3日読み終わった★★★☆☆ 無意識のうちに甘い香りを放ち、それに誘われた獲物はどうにも抜け出せなくなるような不思議な魅力を持つ女性の話。 連作中編集のような2部構成で、知らずに読んだので2部目が全然違う話なのかと思いつつ読み進めると繋がっていることに気づいて楽しめた。 いつも千早茜さんの描く女性を頭の中で想像するのが好き。
はづき@stray_night2025年8月1日読み終わった本で新しい価値観、見方を知るのは楽しい。でも、言わないことは嘘をつくことと同義という内容で、鈍器で頭殴られた感覚になった。それなら私は大嘘つきだよ。生きるの辛いな。
🔖ぼう|読書記録@book_252025年5月16日読み終わった魔性の女性。 関わってしまうと、おかしくなってしまうのは自分自身のこれまで秘めていた闇なのか。 それとも、女性のもつ影響力なのか。 読んでいてずっと影を感じるような作品だったけど、描写の美しさや"澪"の時折放つ言葉にハッとさせられて、どんどん引き込まれました!

サヤ@sayaemon2025年5月15日読み終わった美術家を惹きつけるファム・ファタル小説は、時として女性本人の人格や意思が抜け落ちたまま描写されたり、欲望の鏡扱いされがちだけれども(最近も、そちらに振り切った作品を読んだなと思い出した)、女性性を持つ人の痛々しいほどの葛藤にもフォーカスして描いていたのが、さすが千早茜さんとなった。 すっきり解決、と言えるものはひとつも無く、情念、欲望、本質的な孤独に傷付ききった登場人物たちが、暗い夜の庭に取り残されるばかりの物語。 そう書くと、どうにも救いが無いように思えるけれども(実際そうだけれども)、その暗がりの芳醇さに、ついつい惹き込まれてしまった





