つゆのあとさき

4件の記録
- 山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2025年8月30日読み終わったわがままで気分屋で無茶苦茶なことしか言わんからクソムカつくのにその怒りが高まれば高まるほど比例してこっちの助平な気持ちも上昇していくあれを思い出した、憎悪と愛情が表裏一体が故に起きるあの揺れながら落ちる感覚と言ったら大変にエロくてもう無理かもしれん
- RIYO BOOKS@riyo_books2023年8月26日読み終わった不愉快な刺戟も、馴れてしまえば、僕らの生活を形づくるひとつの要素になる場合があるように、周囲の状況にいつも腹を立て、焦立っていることも、それが何十年とつづくうちに、荷風にとって生活の必要になると同時に、性格の一部を形成するようになったかも知れません。それは何といっても、周囲に対する自己の優越の確証です。荷風の生活はこの点から、一種のロマンチック・エクサイルと見ることができましょう。 ──中村光夫『永井荷風集』「人と文学」