草原のサーカス

9件の記録
みどり@midori-read2026年6月21日読み終わった製薬会社のデータ分析をしている姉と、アクセサリー作家の妹。姉は周囲と協力することが喜びで、妹は独自の眼差しで生きている。正反対な二人はやがて、世間を騒がせるニュースを引き起こすことになり…という物語。 綾瀬まるさんの作品は、じわじわと心が慰められるような、大きく物事が動くわけではなく生活は続いていくのだけれどそれを優しく肯定してくれるような、そういう温度がある。この作品もそうで、大団円が迎えてくれるわけではない。でも人生って、こういうものなんだよなと思う終わりだった。綾瀬さんの文章が私はとても好きだと毎回思う。
こた@ofutonkaradetakunai2026年1月12日買った読み終わった2人の姉妹それぞれの視点から交互に編まれていく物語。 姉は大手製薬会社の社員兼大学の非常勤講師。妹はハンドメイドアクセサリーの作家。 周りに溶け込むことで安心を得る姉と、周りに流されず自分の筋を通したい妹。 対照的な2人がどちらも過ちを犯す当事者になっていく。 解説の芹沢央さんが「「絶対にまちがえたくなかったからこそ間違えてしまった人」の物語」と評しているのがしっくりくる。 善と悪とは割り切れなくて、誰もがないまぜになった事情を抱えながら、間違えていく可能性を孕んでる 信頼していたはずの人との関係性が捻れていき、疎遠だと思っていた人との関係性に救われる。 こうした人間の性質や現実の残酷で温かい面を描けているところが素敵な作品。 Podcast「真夜中の読書会」で紹介されてたのを手にしてみた。 EP152.信頼していた人への「小さな違和感」。あのときどうしていたら? https://x.gd/huBWa
あかね@akane_7772025年11月7日読み終わった良かった。 悪いことしたのに悪いと言い切れないというか同情してしまうのはなんでだろうと思ってたんだけど、解説文の“正しくあろうとしたのに間違えてしまった人たち”を読んでだからかと納得した。

翠@noctambulist2025年1月21日読み終わった属する組織や関わった人間にいっさい執着を抱かず、承認も求めず、自分を貫きとおすことなど、できるのだろうか。集団のなかで個人のままでいることは、存外に難しい。ふたりが行き着いた場所がまったくの暗闇ではなかったことに安堵しつつ読み終えた。


