出版当初に買ったものの1000ページ超えのハードカバーを開く腹が決まらず、積読で置いていた1冊。夏休み初日に読み始める。

今回の旅の伴、ダガー賞受賞記念で「ババヤガの夜」再読。やっぱりこれ最高だし、ダガー賞ってことは翻訳が本当に素晴らしかったんだろうな…

村井さんの発信するもの（翻訳、日記、料理、犬など）すべてに励まされる、もはや村井さんの存在そのものに励まされている。

体調がいまひとつで、出勤を遅らせて朝食を食べながら読み始めた。「自己治療仮説」、初めて目にした言葉だけれど、すんなり腹落ちする。

なにかで流れてきて迷いなくポチった。

彼女のことはほとんど何も知らないのだけど、村井理子さんの訳なので、ゴールデンウィークのお伴に買った。

温泉で2冊目。「ハマータウンの野郎ども」的なもの？というふんわりイメージで読み始める。

残り50ページの時点の転換点は私（読み手）にとっての落とし所でしかなかったことが、最後にどんどん暴かれていく。事件ノンフィクションの書き手がどれだけ心身を削られるかも露わにされる。

本文残り約50ページのところでひとつの転換点がきた。それは、（本人の予測に反した）極刑が自分のものとなったことによる転換なのか、それならその刑は有意義ということになるのか、それは誰に対して有意義なのか。

出掛けにポストに入っていたので鞄に入れてきた。温泉までの行き道で読み始めるものじゃなかったな。

この舞台からすぐ近くの芝生で、花見をしながら読み終えた。こんな闘いがあったとは。

読みかけては序盤でやめていた作品。私には誰かを「推す」感覚、誰かへの執着が理解できないから読みにくかったんだということが、読み終えて分かった。