ラバー・ソウル
13件の記録
- ドラゴンきつつき@dragonkitsutsuki2026年10月3日読み終わった所謂、信頼できない語り手って言うやつなのだろう。 終盤に、鈴木がどんな人物だったのかと言うことが明かされ、徐々に鈴木の人物像が揺らぎだすとともに、顔も見たことがないはずなのに、鈴木という人物に何となく嫌悪感を抱いていたことを自覚させられる。その瞬間の絶妙な揺らぎがたまりませんね。 正直なところ、途中間延びしている感じを受けてしまったが、読後感の気持ち悪さは秀逸。 以前プラスティックという小説を読み、井上夢人さんの小説が好きになったのだが、この小説も、非常にその魅力がつまったものだった。
ぴ@piti2026年6月17日読み終わった人にすすめられて とにかく内容が気持ち悪くて早く読み終わりたくてしかたないし、どうなってしまうのかハラハラしてページをめくる手が止まらなかった。 700頁ほどだったけどあっという間に読めた。
きらた@kirata2026年3月26日読み終わったサスペンス寄りのミステリって感じでしょうか 36年間女性と無縁だった男が、偶然の重なりでモデルの絵里を助手席に乗せることになる ──それが全ての始まりだった 複数の視点からなる本作は、ストーカー男·鈴木誠が起こした事件を追いかける?形で進んで行く その容姿故に他人から、いや、家族からも疎まれ生きてきた鈴木誠 金にだけは恵まれていた為、学校にも行かず、趣味に没頭していく そんな風に世間から隔絶して生きていた彼だったが、音楽雑誌に送った投稿がきっかけで、ビートルズ批評家として社会との繋がりを得る その繋がりから彼が出会えた美しいモデルの絵里 幾つかの偶然を経て、彼女の存在に運命を感じた彼は── ストーカー男が詫びれもせず自説を語る内容が多くを占めるため、読んでいて精神がゴリゴリに削られていきますが、《井上夢人の作品だから!》との信頼感だけを頼りに読み進める 周囲が語る“鈴木誠”像と彼自身の言葉がひとつの方向に固まり嫌悪感が増していく が、しかし、終わりに近付くに従いジワリと違和感が顔を覗かせる ──そして 最後まで読み、騙しの鮮やかさ、反転する印象に吐息が漏れた ホント、井上夢人は凄い作品を書くなぁ








