キリストと性

4件の記録
aino@aino82026年3月15日読み終わった正統を知らないのに、異端とされてきた美術からキリスト教の性の多様性を読み解いていく本を読んでしまった。 ユダがいたからこそ、復活の奇跡が起きてキリスト教が生まれた。ここで紹介されているユダの解釈は救いがある。 ヨハネに自己投影する修道女や、一部信者の信仰の拠り所になっていただろう民俗聖人が印象的だった。現代と違ってモノがなく、移動もままならない人たちの生活を思う。 ちょっとトンデモ感な解釈もあるのかもしれないけど、カラー、モノクロの図も多く、読み物としておもしろかった。
花木コヘレト@qohelet2025年12月21日読み終わった図書館本キリスト教イエスに救いを求める立場としては、本書をそのまま受け入れるわけにはいかないです。でも、本書のような、異端の紹介本を、肯定するか否定するかと言ったら、肯定するほかないと思います。必ず誰かがそれにより縋っていたからです。 ただ、ユダにしろ、マリア様にしろ、その取り上げ方は一面的だなあと思いました。たとえば、ユダの裏切りは、聖書を読むものなら大抵のものは、自分自身を投影させて心苦しむものですし、それをわざわざ、ユダに栄光あれ、と声高に叫ばなくても良いと思います。皆が皆、ユダを心に抱えて生きていると、私は思うからです。 マリア様にしてもそうです。男は(女も)すべからく女性から生まれたものとして、男は女性性を尊ばなければならないものですが、これもかと言って、イエスを女性性として捉えるところまではいかなくても、十分救いの余地は残されていると思います。 でも、こういう風俗的、土着的な信仰も、やはり尊ばなければならないところがあると思います。必ず誰かが救われていると思うからです。ただ、これらの土着信仰をそれぞれ大真面目に捉えていたら、今度は身がもたなくなると思います。 ですから、私としては、筆者の浩瀚な知識に舌を巻きましたが、やはり、マイノリティの叫びと、正統の教えは、バランス良く摂取すればいいのだなと、結論を得ました。 留保付きではありますが、キリスト教への視野が広がる、好著だと思います。


高菜昆布@knco02025年6月26日読み終わった男女による異性愛中心主義と思われているキリスト教だけど、その絵画などの芸術にはむしろクィアな側面が多く見られる、という内容。 一番若い弟子であるヨハネとイエス、母であるはずのマリアとイエスの描かれ方がまるで恋人のようだったりする 楽しく読んだ

