片付かないふたり

片付かないふたり
片付かないふたり
村崎なつ生
眩しい
集英社
2025年5月19日
6件の記録
  • ひいろ
    @hiirokioku
    2025年6月14日
    するするとストーリーが身体に馴染む感じ。とてもよかった!
  • むとーり
    むとーり
    @inemuri
    2025年6月11日
    ノベル大賞で好きな路線の作品が出てくると嬉しい。自分のことをうまく決められない主人公が、片づけの達人に師事するようになり、人生快適になった気がする!けど周りにひかれてる……? そんな時に不思議な青年と同棲生活することに?? 自分のこと決めるのへたっぴ、部屋片付かないっぴ人間としては共感するところが多かった。あと、「恋愛感情ゼロな男女の同棲もの」がやっぱ好きだな、という。友情的な絆され方はするけど、恋愛感情ではない描き方が良い……。
  • 結
    @yi_books
    2025年5月27日
    私も人に影響されて物を捨てるようになった人間なので、憂ちゃんの気持ち、何となくわかるような気がした。
  • ひいろ
    @hiirokioku
    2025年5月25日
    とあるご縁から知って手に取った小説。とても好き。
  • 「片付ける」ということはどういうことなのだろう。Role modelを作って働くことが推奨されたりすることもあるけれど、本作の主人公・憂は「奈々さんになりたい」と言い続ける。奈々さんのように仕事ができる、ではなくて「なりたい」。その根底にあるのが「責任をとる」ことへの怖さなのだと読み進めるうちに感じた。誰かになりきれば、その判断基準はすべて誰かのもので、自分のせいではない。自分自身を奥に押し込めてしまうだけでは、それは見えていないだけで片付くことにはならない。 偶然出会い、一緒に暮らすことになる「すずり」は、憂と真逆価値観を持つように見えるが……。言葉を交わしながら少しずつ変わっていく関係性が見事で、脇役もここでは書かれない物語が詰まっているんだろうと信じうる造形で、彼らの関係性が立体的になる(特にダイキ!!!) 最後の最後のふたりの関係性もすごく良かった。この終わり大好き。
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